株式会社山岸製作所

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お知らせ・納入事例

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石川県立図書館様

2022.10.3

今回の納入事例は「石川県立図書館」様です。

新・石川県立図書館は7月16日に金沢市小立野の地にオープンしました。
それまでの金沢市本多町にあった図書館は老朽化がすすみ、限られた閲覧スペースしかなく、その他駐車場の不足・耐震性の不安など解決すべき課題があり今回移転することとなりました。

弊社は新しくなった石川県立図書館の閲覧スペース及び、県職員が働くオフィスエリアの多くの什器の搬入を担当させていただきました。

 

図書の閲覧スペースについて

石川県立図書館の家具デザイン及び監修は、デザイナーの川上元美先生(日本デザインコミッティー理事(2006~2009年)、(公財)日本デザイン振興会元会長、金沢美術工芸大学名誉客員教授)が担当されました。

弊社は川上先生がプロデュースされた内容に合わせて机や椅子、ソファなどの什器を納入させていただきました。

主な納入家具メーカーは以下の通りです。
■国内ブランド
オカムラ/イヨベ工芸社

■海外ブランド
artek/Cassina/arper/CARL HANSEN
Werner/Vitra./Fritz Hansen/
CRASEVIG/WovenImage/Harman Miller

輸入家具の強みがある弊社だからこそ、artek、Cassinaといった様々な什器を取り寄せられたと自負しています。

図書館の閲覧エリアには約500席の閲覧席が用意されており、椅子の種類は百種類を越えます。
「百花繚乱(ひゃっかりょうらん」ならぬ「百脚繚乱(ひゃっきゃくりょうらん)」というユニークなコンセプトで図書館を楽しむことが可能です。

 

職員のワークスペースについて

職員の働くスペースについては従来の働き方のまま什器をいれるのではなく、働き方改革についていくつか提案させていただきました。
その提案の中から、実際に採用いただいたのは「フリーアドレス」です。

フリーアドレスとは、職員が個々の自席を持たず自由に働く席を選択できるオフィススタイルです。
その日の気分や仕事内容で席を自由に選択できることで職員のモチベーション・コミュニケーションを活性化させることができます。

朝礼やミーティングなど情報共有が必要な場合にはコミュニケーションエリアを使うといった働き方が可能です。

離席するときは机の上を何も無い状態にする、毎日同席に座らないなど、いくつかのルールを守ることで職場が綺麗になり、コミュニケーションが生まれ、チームとしての一体感を促進させます。


好印象を与えられるスタイリッシュなオフィス空間を実現するため、来館者から見える場所には、上記のグレーのパーテーションを設置しました(設営作業中の写真)。
コピー機や備品など、来館者の目線から隠すことで、すっきりした空間をデザインしています。


書架の左側の縦に長い机のエリアはフリーアドレスとして使っていただいています。
固定席にならないようにワゴン(引き出し)は設置せず、個人用ロッカー(写真右奥)を納入させていただきました(設営直後の写真)。
建物の木目の色に合わせた什器を選び導入させていただきました。

 

まとめ

石川県立図書館は今回の移転により、常時閲覧できる図書数は約11万冊から約30万冊に拡大され、閲覧スペースは73席から約500席へ、駐車台数も32台から約400台となり、たいへん利用しやすくなりました。
館内には多種多様な椅子はもちろん、机も用意されています。
電源が用意されている机もあるため、自習や仕事で利用されている県民の方々も見受けられました。

また、利用しやすくなっただけでなく、親しみやすい図書館へと進化しました。
図書館が本来持っている図書の貸し出し機能だけでなく、様々なサービスやコミュニケーションを提供できるハブ的な装置(建物)として生まれ変わりました。

文化交流のためのエリア、貸しスペース(有料)としても利用できる研修室、食文化やモノづくり体験スペースなど、幅広い年代層に受け入れられる活気あふれる交流の場となっています。

ぜひ一度、訪れていただきたい次世代型図書館の空間です。担当:奥永

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