今回は福岡市立美術館の紹介です。
私の趣味は出張先でのジョギングとビール、そして地方の美術館巡りです。
地方の美術館は地方自治体の名誉(予算)をかけて建築される例が多くあります。
建築とアートを同時に学べるとても良い機会なのです。
数々の美術館を訪れましたが、素晴らしい美術館に出会いました。福岡市立美術館です。
福岡市内の大濠公園の中に佇む風光明媚な建築です。大濠公園のジョギング中に発見しました。
結論:建築とコレクションどちらも感動するこんな美術館は滅多にありません。
市立美術館といえばなんとなく私の苦手な(笑)コンテンポラリー系をイメージしますが、福岡市立美術館はそうではありませんでした。とてもバランス感覚(ファイン、コンテンポラリー、古美術)が優れたコレクションでした。
好きなコレクション
・シャガール(空飛ぶアトラージュ)
・藤田嗣治(仰臥裸婦)
・尾形乾山(重要文化財 花籠図)
・東光院仏教美術(重要文化財 十二神将立像 平安時代)
また、建築にも心を奪われました。
設計は故・前川國男氏。世界遺産に登録されたル・コルビュジエの「国立西洋美術館」(1959年)の建設時には、コルビュジエ門下生として監理に携わり、1997年に完成した新館は自ら設計しています。
常滑焼で焼かれたタイル
外壁も内壁も常滑焼(とこなめやき)の窯で焼かれた磁器質タイルです。この素材が重厚感と斬新さを醸し出しています。
はつり壁
壁面はコンクリートを斫っています。照明が当たった時には様々な表情を見せてくれます。
特徴的な照明
福岡市にいくときには、ラーメン、水炊き、もつ鍋、屋台などのグルメを楽しんだ後は是非福岡市美術館に行ってみてください。
得難い感動に出会えますよ。
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