山岸製作所の山岸晋作です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
「リビングに必要なインテリアは何でしょう?」
「テレビボード」、「テーブル」、「カーペット」等。
色々な家具を想定されるかと思いますが、まずは「ソファー」をお考えの方が多いのではないでしょうか。
言い方を変えましょう、「リビングにソファーは必要でしょうか?」
こういう聞き方をすると、え!?と思われるかもしれません。でも、リビングの意味合いを考えるとソファーが本当に必要なのかという問いの意味が分かります。
なるほど。目から鱗でした。リビングこそが住宅を特徴的にし、家族の幸せを実現する場所なんです。
住居においては、部屋の役割分担が存在します。
では、リビングルームは何をする場所でしょうか?
ぱっと思いつかなかった方、一度英語にしてみると良いかもしれません。
LIVING ROOM
そうなんです。
LIVING=生きる という意味を持つのです。
要するに、生きる為の部屋なのです。
家庭、家族がもっとも大切にする場所・具現化できる場所になるわけです。
その家庭・家族がもっとも大切にすることは何でしょうか。
もしかしたら「会話をすること」が大切かもしれません。
もしかしたら「とにかく一緒にいる」が重要であるかもしれません。
もしかしたら「テレビを見ること」がほっとする時間なのかもしれません。
もしかしたら「趣味の部屋」にすることが価値のかることかもしれません。
そんな重要な役割を持った場所にソファーを置くことだけで、幸せになりますか?
インテリアに正解なんてありません。
一旦立ち止まって考えてみましょう。
他にもっと素敵な選択肢があるかもしれません。
いくつか例をお伝えします。
部屋の構造やコンセプトにもよりますが、暖炉なんていうのも「リビング=生きる」の象徴的なインテリアではないでしょうか。火の回りに人は集まります。また、火は安らぎを与えます。「とにかく一緒にいる」ことが重要な家族にはこのような選択肢もありですね。
家族として積み重なっていく時間を火によって、イメージ出来る気がします。
例えば5人家族が暮らす中で、50万の予算があるのであれば10万円ずつ予算をかけて、好きな椅子やパーソナルチェアを選ぶというのも一つのやり方なのではないでしょうか。
家族全員が気に入るソファーというのは稀ですが、家族がそれぞれ椅子を選ぶのであればより簡単に選ぶことが出来るはずです。
しかも、家の共有物でありながら自分で選んだ1品な訳ですから、きっと愛着や満足度も高いはずです。家族が自然と集まってくるような気がしませんか。
インテリアのデザインにおいて同じというのは、ひとつもありません。
家族や生き方、住む場所、感性・・・。いろいろな思いや考え方から、インテリアが出来上がっていきます。
リビング=ソファーが必要というのは間違った固定概念です。
もちろんソファーは「生きる為」に非常に良くできたインテリアの1つであります。
ただ、固定概念としてソファーが無ければいけないと考えずに、家族が一番幸せになる為のインテリアを選ぶといいのではないでしょうか。
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