今回のイノベ研のゲストは金沢計画研究所の漆崎義和所長です。
うるさんとはJIA(日本建築家協会)で活動を共にしてきた僕の良きアドバイザーでもあり、飲み友達でもあります。
また私の尊敬する建築家でもあります。建物だけではなく家具へのこだわりもすごい!
建築に負けない家具、かつ建築を引き立たせる家具を徹底的に考え、選びます。
家具の価値をご存知で一緒に仕事をしていると「家具屋をやっていてよかったな」と心底思える方です。
さて、今回はそのうるさんをイノベ研にお招きしました。
金沢イノベーションハブ研究会でのテーマでもある「人との繋がりが価値を生む」を題材にお話しくださいました。
まずは25年前に構想されたインテリジェントファクトリー。
これは「イノベーションを起こす建築」として偶発的な出会いや掛け合わせを建築で生み出すという構想です。
こんな構想が25年前に既にあったとは。
コンペで採用されなかったらしいのですが、これが世に出ていたら金沢は変わっていたかもしれません。
この写真は金沢芸術村。かつての「大和紡績」跡地を金沢市の委託で金沢計画研究所がリノベーションした事例です。
芸術を目指す人々が限られた通路を行き交うことで何かが生まれる。
そんなコンセプトです。別の文化が交わり、自分の営みにつなげる。
人の営みから建築を創る、そして創造性を増幅する。
これもいわゆるオープンイノベーションを基軸にした建築ですね。
そして8月にオープンした「金沢未来のまち創造館」
野町小学校をリノベし新しい地域の価値を生み出す建築です。
新しい価値創造を掛け合わせ、誘発する。
そのためには今までのような機能優先で限定的な使い方しかできない建築や空間ではなく
「使い方を限定せず、様々な特徴をもった人々が掛け合わせ、そして化学反応を生み出す」
そんな建築がこれから脚光を浴びるのではないかとお話しされました。
これからの建築は漆崎さんが牽引していくんだろうなーと思いながら感銘を受けていました。
やっぱり人との繋がりこそが刺激を生み、新しいこと生み出すのですね。
次回は8月27日です。
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