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山岸製作所が働き方やオフィス改革を支援した中小企業のお客様の事例やL'SCENA<リシェーナ>からのお知らせを発信しています。
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2019.5.29
今日は総務省行政評価局 箕浦龍一課長のご紹介で佐賀県武雄市役所の小松政市長を訪問しました。
「市民の交流の中に市役所があるんですよ!」
「人の来ない行政の建物は墓場ですよ」
その小松市長の言葉が全てを物語っています。とにかく集客にこだわる。人が往来する市役所にする!
それを具現化している例です。武雄市役所の1Fにはおしゃれなカフェがあります。
とても市役所の中にあるとは思えないようなオシャレ感です。駅前の好立地とはいえ、入りたくなりますよね!
そして大型デジタルサイネージが設置してあるオープンスペース。ここで市民がワールドカップのサッカーや、大相撲、そして高校野球の県予選を観戦できるようになっています。
またこのスペースで高校生が勉強できます。夕方には勉強する高校生で毎日満席になるそうです。
3Fのテラスも市民に開放されています。平成34年開業予定の九州新幹線を眺めることができるトレインビューテラス。
これらのオープンスペースは朝8時から夜21時まで市民が自由に使えます。なんと年中無休です。
出会いが市民の喜びを生み、豊かな生活に繋がるという小松市長の想いがこのオープンスペースを作り上げました。
そして、市長室にはこの五か条が掲示されていました。まるで先進的な民間企業の行動指針のようです。
具体的ですし、職員への優しさも感じ取れます。原則ペーパーレスですよ!
この市役所の特徴はカウンターがないことです。カウンターの代わりにテーブルを置いてます。しかもテーブルは公共スペース側にあります。行政が市民に寄り添っていきたいという姿勢を表しているそうです。
そしてワンストップ窓口を実践されています。お役所にいくと「たらい回し」が関の山。
しかし、武雄市役所では窓口で担当者が入れ替わり立ち替わりし、「ワンストップ」で市民に対応してくださいます。
また働き方も効率的です。柱をホワイトボードにして無駄なく資産を活用しています。
職員さんも軽いモバイルPCで仕事していらっしゃいました。もちろん移動可能です。
庁内はWi-Fiが完備され、どこでも働ける環境になっています。
打ち合わせスペースも市民に開放しています。
驚きなのは会議室がガラス張りなことです! こんな市役所みたことありません。全て隠さずオープンに。
こんな街だったら暮らしてみたくなりますよね。
小松市長は仰いました。
「今はまだ第一ステージです。コミュニケーションができる環境が揃っただけです。次は第二ステージを目指しています。それは色んな方々が集まって出会い、新しい考えが生まれ、そしてコラボレーションできる、そんなスペースを提供できる市役所になったらよいと思います。」
まさにそれです!これからはオープンイノベーションです。一人ではできないことも三人寄れば文殊の知恵です。
それを行政が率先してプラットフォームを提供できれば間違いなく日本は変わります。そう感じました。
小松市長の先見性と実行力。言うだけではなく実行に移せる行動力。そして職員の皆様の協力と熱意。感服いたしました。
この新しい市役所の企画から建設、運営まで携わってこられた吉野室長。ずっと庁内をご説明くださいました。
今日は、今期から武雄法人会青年部会長になられた光武部長に同行いただきました(私も今期から金沢法人会青年部会長)
偶然ですが、この新市役所建設に携わられた五光建設の営業部長さまなんです。
「こんなに楽しい現場は今までに経験したことなかったです。みんなで作り上げるのが本当に楽しかった」
とおっしゃってました。
市長、職員の皆様、建設会社、そして市民の皆様の熱意が生み出した市役所。
みなさん、本当にこの市役所とこの街が好きなんだなと感じました。
武雄市民がこの街を大好きな理由が良く理解できました。
武雄市にまた来たくなりました。
この後はかの有名な武雄市図書館を見学しました。その模様はコチラからどうぞ。この図書館相当面白い!
小松市長、吉野室長、佐々木課長、井出係長、小柳さん、そして五光建設の光武部長、本当にありがとうございました。
辰野金吾氏が100年以上まえに設計した武雄温泉楼門がある総湯で温泉につかって帰りました。
よい一日でした。