イベントレポート【イタリアの秋 ~新酒 ノヴェッロで乾杯~】
2019.11.1
今年2回目の「ワイン」のワークショップ。
講師は金沢市野町にある「わいんばーる にし数登美」のソムリエール 安田ゆきのさんです。
本日のテーマは、イタリアワインの新酒 「ノヴェッロ」。
まずは白でSalute!(乾杯!)
イタリアのワインの新酒は、フランスのボジョレーヌーヴォーより早く10月30日に解禁となります。
ちなみにボジョレーは11月第3週の木曜日に解禁だそうです。
白ワインの新酒は、マラケ州のガロフォリ社のもの。
マセラシオン・カルボニック(難しい!)という方式で製造された新酒だそうで、
調べたところ、ブドウの細胞内の酵素による発酵を利用した方法で、
タンニンが少なく、まろやかな味わいになるそうです。
頂くと香りが、キャラメルのように甘く、味わいがさわやか~。
仕事を忘れて、いつまでも味わっていたい風味です。
ラベルに書かれている「ヴィ・ヴォーノ」というのは、マラケ州の方言、新酒のことだそう。
続いて、赤ワイン。エミリア・ロマーニャ州のドネリ社のもの。
この州でよく使われているブドウ、サンジョヴェーゼで作られているそうです。
タンニンが少なく、こちらもイチゴを連想させるような甘さが垣間見えます。
陶酔。
そしておいしいおつまみ!
アンチョビが入ったオリーブを入れたパン(ゆきのさんのお手製!おいしい!)
グラダパナーノのチーズ 生ハムが巻かれたグリッシーニ そして焼き栗。
イタリアでは、ノヴェッロを焼き栗と一緒に頂き、秋を楽しむんだそうです。
参加者からは、自然と「おいしい!」の感想が。
それにゆきのさんも「うれしい!」と満面の笑顔。
以前リンテルノでは、イタリアのアベリティーヴォのワイン会も行いましたが、
イタリアでは、一日に3回バールに行く方もいるとか。
朝はカフェ お昼はランチ(2時間!)
夜はアベリティーヴォ その後PM8時くらいから夕ご飯。
うらやましい・・・。
初めて頂いたノヴェッロは、さわやかさや甘さだけではなく、
飲みごたえもしっかりあり、大満足。
イタリアのゆったり流れる時間と、おしゃべり好き、お酒好きな国民性を、短い時間でしたが再認識した、
今宵のワイン会でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。