ワークショップレポート【茶の湯金沢　茶道体験】

2019.8.26

先日リンテルノにて茶道体験のワークショップを開催いたしました。

モルテーニコーナーにて、まずは和菓子の名店「𠮷はし」社長の吉橋さんに

和菓子の歴史やルーツなどを教えて頂きながら、

実際に和菓子作りに使用されている道具のご紹介もして頂きました。

 

湿度などの気候によって作り方を変えながら毎日手作りされているということや、

お茶会のテーマをお聞きした上で、毎回新しい「銘」をつけたお菓子を作り出すなど

吉橋さんならではの、普段では中々聞くことのできない貴重な内容を

伺うことができました。吉橋社長様の、素朴で丁寧な語り口は、上品なお菓子そのもの！

 

丹念に作られた和菓子を想像しながら、続いて茶道体験にうつります。

茶道具専門店「泉隆園」代表の川中さんによる茶道体験。

初めての方にも親しみやすく、色々と茶道のことをご説明いただきます。

 

ここでお待ちかねの吉はしさんの上生菓子「初秋」の登場です。

青く色づいた紅葉の葉先から、少し赤味がさしてきているこの季節ならではの優しい色遣い。

吉橋さんのお話を伺った後だったので、皆さんより一層美味しく味わって頂いているご様子。

さて今回はリンテルノの空間に合わせて、テーブルと椅子を用いて茶をたてる

立礼式（りゅうれいしき）で川中さんに一服目を点てて頂きます。

 

二服目はご自分でお茶を点てる体験です。

 

イタリア家具Rivaのテーブルの上で、川中さんにご教示いただきながらのご自服体験。

初めて茶筅をふった方も、おじょうずにたてていらっしゃいました。

ダイニングテーブルでのお茶の風景は、斬新ではありますが、不思議とその空間に溶け込んで皆さんも和気あいあいと過ごされているご様子でした。

ご自服の時のお菓子は　干菓子　「夏氷」が登場。

本日は皆様、五感をフル活用して、楽しんでいただけたのではないでしょうか。