株式会社山岸製作所

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L'INTERNO

クラッセ デ リンテルノ レポート【紡ぐ時と糸。金箔レースのアクセサリーづくり】

2022.2.3

2022年一回目の【Classe De L’interno(クラッセ・デ・リンテルノ)】は、
ヨーロッパの「手編みレース」に、金沢を象徴する伝統工芸品「金箔」を施したアクセサリーブランド
『金箔ジュエリーGold-Knot(ゴールド・ノット)』を立ち上げたデザイナー木和田里美さんを講師にお招きし、
タティングレースで作るアクセサリー作りのレッスンを開催致しました。

タティングレースは元々16世紀のヨーロッパが発祥といわれ、シャトルと呼ばれる小さい舟形の糸巻きを使い、
小さな結び目を連続して作り上げていくレースの技法です。

レッスンは、シャトルに糸を巻いていく工程からスタート。
今回使用する糸は太めの絹糸、結び目が見やすくボリュームのあるモチーフが作れます。

巻き終わったら準備完了。いよいよ編み始めです。
利き手に持ったシャトルを反対の手に持っている糸へくぐらせ、シャトルへ引っ掛け戻して、一目完成。
その繰り返しを連続して行い、モチーフを作っていきます。

この一連の動作を手に慣らすまでがとても難しく、悪戦苦闘。
糸の緩め具合やシャトルをくぐらせる方向、結び目を締めていく際の力加減等、
両手を繊細に動かさなければいけません。

はじめは向かいに掛けていた木和田さんも、途中から参加者様側でレクチャーくださり、
コツを掴むまで何度も何度も、編んでは解いての繰り返しで手を慣らしました。

3人並んだ後ろ姿が、明るく華やかなお召し物で、お花が咲いたかのような可愛らしさ◎

時折「わからない…」と呟きながらも、次第に手が慣れてきたご様子のお二人。
手元に集中しつつも談笑しながらのレッスンは、終始和やかな雰囲気でした。

今回は編み方の基礎をメインにレッスン頂き、最終的に円モチーフを数点完成。
レッスン後もタティングレースづくりを続けられるよう、シャトルをお持ち帰り頂いています。

できあがったモチーフは後日、木和田さんに金箔を施した素敵なアクセサリーに仕上げて頂きます。

金箔を刷毛で貼るという特許出願中の新技法!
水濡れや摩擦にも強く、剥がれにくいので、日常使いとして身に着けていられるそうです。

木和田さんにレッスン後お話しを伺うと、始めた当初はなかなか上手く編めなかったそうですが、
諦めずに続けていくと、ある時を境にできるようになったそうです。
“継続は力なり”
何事も続けていくことが大事だと、改めて考えさせられました。

今回レッスンにご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
今後も季節に合わせた心豊かな時間をご提要できるレッスンを、企画・開催して参りたいと思います。

 

〈後日〉
約1週間後、参加者様の作品が金箔を纏った素敵なアクセサリーに仕上がりました!