株式会社山岸製作所

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L'INTERNO

クラッセ デ リンテルノレポート【今西 泰赳氏×九谷五彩で彩る花器】

2021.3.7

今回の【Classe De L’interno(クラッセ・デ・リンテルノ)】は、
陶芸作家 今西 泰赳さんを講師にお招きし、今西さんにお作り頂いた花器に九谷五彩(九谷焼で使用する顔料)で絵付けをする、オリジナル花器づくりレッスンを開催致しました。

今西さんが事前に作って来てくださった白い素地の花器は、
光を透過する今西さんオリジナルの土で作られ、形状もサイズも様々。

それぞれどの花器を選ぶかインスピレーションで決めてから、絵付けレッスンスタート。
ご夫婦で参加頂いたお二人は同じものに目がいったそうで、仲の良い姿に周囲もほっこり◎

手の油分が付かないよう手袋をして、まずは鉛筆で下書きをします。
皆さん少し迷われてからサラサラと手が動き始め、あっという間に下書き終了。

次に九谷焼で使われる九谷五彩顔料の登場。九谷五彩は【赤・緑・黄・紺青・紫】の五色。

ガラス・金属・ふのりを混ぜて作られた顔料をガラス板の上で水を足しつつ練りながら使います。
絵付けのポイントは2点!
①絵付け時と焼成後では顔料の色が変わるので、完成イメージをしっかり思い浮かべて
色を乗せていくこと。
②細い線や淡い色味はさらっとした顔料を使い、ふっくら盛り上げたい箇所、
濃い色味にしたい箇所は粘度のある顔料をたっぷり置くように描くこと。
この2点に気を付けながら、絵付けを進めていきました。

また、信号の緑を”青信号”というように、顔料も緑のことを”青”と呼ぶそうで、
度々「(皆さん)青くださ~い」、「(今西さん)緑ですか?紺青ですか?」という会話が
飛び交っておりました。

そして、和やかな雰囲気の中、集中して絵付けを進めること約1時間半…

それぞれ植物を描いたものやドット、タイルのようなデザイン、大胆に円を描いたデザイン等、
皆様の個性溢れる作品の絵付けが終了しました。

作品はこの後今西さんに焼成していただき、後日完成!
白地に艶のある色彩が映え、どの作品も素晴らしい仕上がりになりました。
花器としてはもちろん、オブジェとして飾っても素敵です。

今回参加された方の中にはレッスン前に仕事をされてきた方もいらっしゃいましたが、
絵付け終了後に「スッキリした」とおっしゃって頂けたことが、とても印象に残りました。
改めて、モノづくりにはストレス解消効果もあるのだなと実感させて頂いたレッスンでした。

今回手土産としてお渡しさせて頂いたスイーツは、
今月3月14日(日)にクラッセ デ リンテルノ講師をしてくださる【ウフフドーナチュ】さんの
「果ざりドーナツ」、無添加で新鮮な食材を使った手作りドーナツです。

今回のレッスンにご参加頂いた皆様、有難う御座いました。
今後も心豊かな時間をご提案できるレッスンを開催して参りたいと思います。