1月30日、第4回金沢イノベーションハブ研究会を大阪で開催しました。
いつもの戸塚社長、松崎社長に加えて北陸朝日放送 能田社長。そして初参加のイワイ岩井社長と私の大事な友人である経済ジャーナリストの内田裕子さんが参加くださいました。オープンイノベーションとはなんぞや!?まさに共通項とはこれだけです。
大阪工業大学研究支援・社会連携センター北垣和彦さんから梅田キャンパス見学のお誘いをいただきました。梅田キャンパスは大阪駅から徒歩8分。21階建ての高層ビルディング。恵まれた環境ですなー。
北垣さんは12月に金沢までわざわざお越しいただき大阪工業大学の取り組みを説明会を実施くださいました。そして今回の大阪工業大学の視察企画となりました。
到着するなり、宮岸副学長自ら梅田キャンパスをご案内くださいました。このキャンパスにはロボット工学、システムデザイン、空間デザインの全く異なる3学科が同居しています。イノベーションを創出できる人材を育むために異なる3学科の組み合わせを「混ぜて」教育しているといいます。まさにオープンイノベーションです。
なんとこのキャンパスにはゼミ室がない!壁を取り払ったゼミフロアでゼミの議論が行われます。まさに壁を取り払った協創空間です。
XPORT(クロスポート)では大阪商工会議所と連携し学生の柔軟なアイデアを企業の問題解決に活かすという画期的なオープンイノベーションが実施されていました。
いつでもどこでも打ち合わせできるように全てにキャスターが取り付けられるなどの工夫が見られました。
続いてお連れいただいたのは大阪グランフロントにあるナレッジサロンです。こちらは撮影禁止だったのですが、いわゆるコワーキングスペースです。このサロンの特徴は「コミュニケーター」が存在することです。
コミュニケーターはユーザーのニーズを会話からくみ取り、いわゆる「マッチング」を行う人たちです。日本人にとってコワーキングやオープンイノベーションに必要な能力は「会話を作り出す力」です。しかし、それが難しい。近くにいても話せない、会話が自発的に生まれないことです。そんなコミュニケーター、これには注目です。
続いて大阪市が主催する大阪イノベーションハブです。ナレッジサロンの隣にあります。
行政が主催するイノベーション創出機構の限界は「公平さ」だとおっしゃっていました。どれだけ尖ったベンチャーもやる気のない経営者も一律同じ支援をとらざるを得ない、そこに限界を感じるとのレポートでした。それはまさしく日本のイノベーションがユニコーンになれない理由だとと思いました。
最後は懇親会。梅田キャンパスの21階には大阪工業大学が運営するイタリアンレストランがあります。
景色も会話も最高でした。
そろそろ行動に移すべきタイミングにきたかな。
人との出会いにより電気に打たれたような衝撃が発生する。ビリビリとした心の震えを感じることしかアクションに移せないし、イノベーションはその心の震えそのもの。その連鎖が一人で達成できないはずの斬新なイノベーションを生む。まずは誰かが発信して問う、そして考えて、応える。そのきっかけを公の場で創り出すことがオープンイノベーション。
「同志は勝手に集う」 その同志であることに気づく仕組みづくり。これが金沢イノベーションハブ研究会だと思います。
まずは場を創ることから始める。アクションを起こす。それから仲間で考え始めてもよいです。
それに気づき始めた、良い一日でした。
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