金沢のインテリアマエストロ山岸LABO
リンテルノ

連載企画 第三回 「フリーアドレス」

働き方改革

働き方改革

 

今日はどこに座ろうか?

今日はどこに座ろうか?

「COUPLINGプレミアム」という住宅関連情報と生活情報を組み合わせたフリーマガジンに4月から連載していただくことなりました。二か月に一度の発刊です。テーマは「働き方改革」。全六回でご紹介いたします。今回は第三回目です。

  1. 第一回「小さいからできる働き方改革」
  2. 第二回 ヤマギシの改革
  3. 第三回 フリーアドレス
  4. 第四回 ペーパーレスについて
  5. 第五回 ICTについて
  6. 第六回 今後の展開

「第三回 フリーアドレスの効用」

 

固定席がなくて働けるの?!

 

通常、皆さんのオフィスには自分の席があると思います。毎朝出社時には「自分の席」に座ります。フリーアドレスとはオフィスで固定席を設けずに毎日「席替え」する新しい形の働き方です。オフィスで毎日席替えするフリーアドレスのメリットは主に3つあります。

 

まずは「コミュニケーションの増進」です。毎日違うメンバーが隣に座ることになります。今までと異なった仲間と隣に座るので新たな情報交換ができるようになります。雑談であれ、仕事の話であれ、新鮮なコミュニケーションが期待されます。新しいアイデアが生まれ、コラボレーションに繋がります。

 

次に「省スペース化」です。常時席が必要な社員はどれだけいるでしょうか。実は営業職のように直行直帰が多く、あまり席にいないのに一つの席を与えていることも多いのです。その場合、席を「シェア」すればよいのです。席を固定化せず必要な時にだけデスクを使う。そうすれば人数分のデスクが必要なくなります。無駄なスペースを省くことができ、コスト削減につながります。オフィスを借りている場合、家賃の節約にも貢献することでしょう。

 

最後のメリットはオフィスを「キレイに保つ」ことができることです。個人の場所がなくなり、全てが公共のスペースになります。帰り際には自分の持ち物は個人ロッカーに片付けて帰らなくてはいけません。自然と整理整頓が行われ、毎日キレイなオフィスで気持ちよく仕事を開始すれば効率もあがることでしょう。

 

しかしながらデメリットもあります。まずは「導入のハードルが高い」ことです。個人のスペースがなくなり、今まで慣れ親しんだ働き方が変わるわけですから、抵抗は大きくなります。導入する目的を明確に掲げ、しっかりと伝えなければ計画倒れになることも少なくありません。

 

次に「運用ルールを遵守」しなければならないことです。どうしても「お気に入り」の場所が出てきます。高い役職者ほど動かなくなる傾向にあるようです。部下はなかなか指摘しづらいですから、結局元の木阿弥になってしまうことがよくあります。ルールを決めないと席は固定化していきます。弊社では「昨日と同じ席には座らない」というルールを徹底的に守り実行することが運用のコツと言えます。(つづく)

家具に関する様々な情報を配信。

金沢インテリアマエストロ山岸では、家具に関しての情報を配信しています。
メルマガにご登録いただきますと無料で新着記事の通知をメールで受け取ることができます。ぜひご利用ください。

facebookで購読する
メルマガで購読する
リンテルノ