富山での仕事の帰りに富山県美術館で開催されている千住博展を観てきました。
世界遺産・高野山金剛峯寺に襖絵を奉納された千住博作の襖絵。瀧図と断崖図が奉納されました。
空海になったつもりで描いたといいますが、なかなか簡単には進まなかったようです。
「今まで私は年を取らないと感じていた。少なくとも絵を描いている自分は若者だとずっと思っていた。しかし高野山の襖絵を書き終わり画業のやるべきことは全てここにやりきったという気持ちになって鏡を見た時そこで60歳の私が映っていてしばし愕然とした」
共感しました。私もいつまでも若手経営者だと思って日々を過ごしています。いつかこのようなやり切った心境になれる日がくるのでしょうか。
富山県美術館は昨年オープンした現代美術館です。ウォータフォールは千住氏の代名詞。今回の展覧会ではウォーターフォールが蛍光塗料を用いて描かれています。そのインスタレーションもこの展覧会で見ることができます。
コレクション展も見どころ満載。ピカソや藤田嗣治などさすが県立美術館というラインナップです。
富山県美術館の素晴らしさは常設展示だけではなくそのロケーションです。立山連峰と環水公園を大きなガラス越しに眺めることができます。とっても美しいですね。
帰り道。とてもきれいな空でした。雲の形がウォーターフォールに見えたのは千住博展を鑑賞したからかもしれません。
富山県美術館
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