ヤマギシがテレワークを始めたきっかけは何だったのか?
それは2017年9月のオフィス改革です。
モノが溢れた時代にはモノ売りではなくコト売りが大切になる。また、業務効率をアップする働き方改革が叫ばれ始めた時でした。
しかし、社内のオフィスはバタバタ・・・。働き方改革どころかどこに何があるかは個人しかわからない状態。
そこで社内プロジェクトを立ち上げ、大胆なオフィス改革と働き方改革を進めました。
山岸製作所の新しい挑戦は3つでした。
1.フリーアドレス
2.ペーパーレス
3.ICT化
フリーアドレスとは席を固定せずに自由に席を選べる働き方です。
そのために、モバイルパソコン、クラウドサーバー、ワークフローなど必要な道具を少しずつ揃えていきました。
席を選べるってなんと自由で快適なことか。とても快適な環境です。
それから半年程が過ぎた時、北陸を大雪が襲いました。忘れもしない2018年1月12日です。
夜から深夜にかけた積雪が1mをゆうに越し、車どころか歩くことすらできない状況になりました。
そして、大雪で家に帰れず会社に宿泊したY君から翌朝、全社にLINEメールがとどきました。
「皆さん、車で会社来れません! 雪が積もって駐車場に入れません! すごいですから!」
そこで、私は社員に伝えました。
「今日は無理して会社に来なくてよいです。自宅にいましょう。」
来いと言ったって来れません(笑)
しかしながら、社員全員モバイルパソコンを持っています。ネットワークさえあればなんとか仕事をこなせることができたのです。
フリーアドレスを始めるために用意してきたことがいつの間にか自宅で作業可能な環境を生んでいたのです。
「なるほど!ICT化を進めていけばテレワークが可能になるんだ!」
ICT化をもっと整備していけば世界のどこにいても社内と同じように仕事ができることに気づいたのです。
今でこそコロナ禍においてテレワークが着目され始めていますが、当時の石川ではどこもやっていませんでした。
テレワークを推し進めることが中小企業の底上げにつながると考えました。
その後、テレワークデイズにも挑戦しました。
2018年に最初にテレワークを全社でやってみたときは、
「えー、どんな服装で家にいればよいんですか?」
などオモシロ質問が飛び交いました。
でもそれがよかったのです。この時の練習体験が会社を育てました。
何事もチャレンジ!そんな精神でテレワークを進めてきました。
この働き方は働き方改革の最終兵器だと言われています。
いつでもどこでも働ける
この考え方はは人の生活を豊かにし、且つ企業の生産性を上げることができます。
テレワークを通して人の豊かな時間づくりと地方の中小企業の生産性を上げることに少しでも貢献出来たらと思います。
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