山本耕平さん
私が部会長を務める法人会青年部会では月に一度「わくわく企業訪問」を行っています。
今日は金沢市大野町にあるヤマト醤油味噌様を訪問しました。1911年創業で今年が108年目の老舗です。
営業課長の山本耕平さんが案内してくださいました。
今は海外でビジネス展開され、売り上げの10%はドイツ、フランス、アメリカ等で醤油味噌や加工品を販売されているそうです。
また、見学した大野町にある工場は「糀パーク」といって生産現場から、ショップ、レストランなど糀を学び体験できる施設となっていることがまず驚きでした。足を踏み入れた瞬間に素晴らしい展開をされている企業だとすぐにわかりました。
しかし最も印象的だったことが2点あります。
一つはヤマト醤油味噌がこの地で生き残ってきたのは金沢の食文化に支えられている点です。
加賀百万石が育ててきた金沢の食文化は全国的にもトップレベルです。そこで生計をなす料理人に認めてもらうような醤油や味噌をつくり続けるからこそ努力や発展が生まれる。質が常に向上するのであると謙虚におっしゃられていました。決して自社の努力だけではなく地域に育ててもらっているという考え方があるからこそここまで長く続くのですね。
二つ目は会社のピンチを乗り越えたのは卸商売からエンドユーザー直売へ方向転換したことです。
現社長が北海道で卸商売をしていた際、あるときを境にまったく売れなくなったそうです。その時に糀や味噌醤油を加工して、使うお客様の顔が見え、反応がわかる小売ビジネスへ転換を図ったそうです。ピンチがチャンスになったわけです。どんな企業にもピンチがあり、それを打開する策を的確に打ってきているわけです。
感銘をうけました。
そして、糀の持つ特性と効果をお話しくださいました。摂取することで腸美人になります。
また、一汁一菜一糀を食すと大変バランスの良い食事になると教えていただきました。
麹湯に手を入れるとポカポカしツルツルになります。
このランチが秀逸でした。お味噌汁が大変美味しかったです。
完全予約制ですが、金沢に生きてきた醤油味噌が一番活かされている最も金沢らしい食事かもと思いました。
法人会活動での活動を共にする仲間は実は超一流の経営者でもあるわけです。
それを学ばないのはもったいない! 輝く宝はすぐそばにいるのです。
そんな思いを強くした一日でした。素晴らしい企業です。 ヤマト醤油味噌様でした。 山本耕平さんありがとうございました。
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