ミラノサローネは、年に一度イタリアミラノで開催される世界最大規模の家具見本市です。
世界中の家具ブランドがこぞって新作を発表し、世界中に存在をアピールする機会となっています。
インテリア業界ではミラノサローネに行くことが垂涎の的。誰もが憧れる聖地なのです。
社員のDさんは無類の家具好きで、山岸製作所の入社したのも世界の家具に囲まれて仕事ができるからという人物。
そんな彼に2018年の春、ミラノサローネに行けるチャンスが到来しました。
会場には、モルテーニ、カッシーナ、ビトラはもちろんのこと、
世界中のブランドが集まっていました。
Dさんは、もう、うれしくて、うれしくて、
テンションMAX、うっきうきでした。
ところが、とにかく会場の広いこと。端から端まで見えない広さ。
それがいくつも列をなして連なっているのです。
ミラノの街全てが展示会場(東京ドーム3,868個分の大きさ)ですから。
歩いて歩いて、歩き続けて――
しかし家具好き魂が、足を止めることを許しません。これは何の試練だろうか。
かくして1日の歩行距離が20キロ――それが5日間。
疲れ果てたミラノサローネでした。
「日本に帰ってきて、飲んだ冷たいビールが一番うまかったです!だってイタリアのビールはぬるいっすからね。」
とイタリア通の一言。
Dさん、おつかれさまでした。
ネコが!?
粟崎の山岸製作所には、大きな倉庫があります。かつて工場として使っていた大きな大きな倉庫です。がらんとした倉庫で、使っていないスペースも広い…