配送スタッフのしごと
オフィス・個人宅への家具の配送・組み立て・設置を行います。
オフィス家具や、トップブランドの家具といった、特殊な家具を取り扱うため、組み立てや設置には家具に関する専門的な知識や経験が必要になります。新築物件の割合が多いこともあり、丁寧で慎重な対応が要求されます。
提携する運送会社と分担し、多い日で7~8件程の依頼に対応しています。
県内が主な配送先ですが、1ヵ月のうちに数回は富山や福井に配送することもあります。
基本的には平日の勤務ですが、お客様の都合により土日に勤務することもあります。
その場合は、平日に代休を取ります。
配送スケジュールは、専用のソフトウェアを使って管理しています。
モバイルからリアルタイムで予定を確認したり、ドライバーが希望する時間帯を押えたりすることが可能です。ただし、すでに予定が埋まっている場合や、お客様の急なご希望に対応することもあるため、メンバー間での直接の確認や調整が必要になることもあります。
また倉庫の在庫の管理などをすることもあります。
配送スタッフの
一日の仕事の流れ
出社後オフィスで前日に各担当から提出されたサービス依頼(配送伝票)をチェック。
依頼の可否を、メモやFAXで返信。依頼内容を配送スケジュールを管理するシステムに入力。
倉庫に移動し、始業点検※を終えた提携運送会社に所属するTさんと合流し、本日分のサービス依頼伝票の束を渡して、内容を説明。
※一日安全に使用できるように車両を確認する点検配送する家具の積み込みを行う。椅子など数のあるものは効率のよく組んで積み込む。
倉庫を出発。1件目の現場に向う。 椅子のみなど軽い物を扱う時は単独の時もあるが、基本的には2名体制で配送を行う。その日の件数に応じて人を手配して対応することもある。
市内にある1件目の配送先に到着。 新築物件の為、家具の搬入経路に沿ってしっかりと養生を施す。 リンテルノのスタッフのFさんと現場で合流。 イスやテーブル、ソファー、ベッドなど、プランに合わせ、配置指示を受けながら、丁寧に設置してゆく。
次の現場に入る前に、昼休憩を1時間しっかり取る。
今日は最寄りのラーメン屋で食事。大通りにある目についたお店で外食することが多い。
2件目、市内の中小企業の会議室のオフィス家具の設置。大きなデスクはパーツに分けて運び、室内で組み立てる。
3件目、マンションへのソファーの配送。これが本日最後の案件。
そのままではエレベータに乗らないため、分解して運ぶ。クッションなどを取り外し最大限に軽量化。汚れや傷に注意し、また家具の継ぎ目などに負担のかからない持ち方で最大限に配慮しながら設置。
倉庫に戻り、配送で出た大量のゴミ(ダンボール、梱包材や緩衝材など)分別し、ゴミ箱に廃棄。
明日に備えて、配送スケジュールや在庫などを確認したら業務完了。明日も早いし、天気はどうかな。帰ったらお風呂に入ってのんびりしよう。なんて思いながら帰宅。
会社や仕事への思いを聞きました
職場や会社について
この仕事をしていて、本当に良いものを扱っているという誇らしさがあります。 お客様にもとても恵まれているように感じています。
うちの会社って、ものすごく定着率がよいんです。大体の人が入ったらずーっと居るし、
会社の雰囲気もあるのでしょう。ある意味居やすい会社。
ピリピリしてないし、怖い人が…Eがいるけど(笑)でも彼は絶対に理不尽なことは言わない。
みんな和気あいあいとしていているし、楽しいし。基本的にやさしい人ばかりですよ。Eも含めて。
ある意味、厳しさがないというところもあるかもしれないけれど、なれ合いというわけでもなく、営業マンも1人ずつ独立してちゃんとプライドを持ってやっているのだけれど、ぶつかり合うことはない。
お客様に言われるままではなく、おせっかいかもしれないけれど、あえて他の選択肢を提案して、お客様に喜んでもらえる空間を作ろうというのがありますね。
求める人物像
うちの配送スタッフとして働く為には、良いものを扱っているということが実感できて、
家具の事に興味をもって、家具が好きな人がでないと難しいかもしれません。
気の使い方も変わって来ますし、取り扱っている商品の価値を意識して、質よく仕事をこなせる人。
山岸製作所の配送
量販店の配送では、与えられた件数を如何に手際よくパパッとこなして、効率よく早く帰ってくるかという事が求められます。
それとは違って、うちでは「失敗しないで」「きちんとして」とは言うけれど、「早くして」「何とかこの時間に間に合わせろ」というのは絶対言わない。
お客様が高価なものを購入されているので、ぞんざいな扱いは絶対できません。
細心の注意を払い正確で丁寧な仕事をする事が重要になります。
物を運ぶだけじゃないドラマもあります。この前も、引っ越しでうちから家具を購入されたお客様のマンションに家具を運んだのですが、自分で持ち込んだ家具の設置は普通だったら引っ越し業者に頼むところ、「どうしても山岸さんにやって欲しい」と言われてやりました。
設置して最後に傷がつかないように床との接地面にフェルトを貼っていたら「そういうところなんですよ、山岸さんに頼むのは。引っ越し業者さんはそこまでやってくれないので」と言ってもらったのは、嬉しい出来事でした。
これからの配送
配送業務を段取りから何から全部、外注してしまうという手段もあると思いますが、
うちの場合は、やっぱり家具の分かっている社員が段取りをして、一緒に配達してくれるプロの運送会社に手伝ってもらってというパターンが一番合っているのではないでしょうか。
家具を取り扱う知識や、運転技術、配送スケジュール管理の調整力と、勉強することが沢山あって大変かとは思いますが、一生懸命やってもらえる人に入ってもらって、先輩スタッフと手分けしながら少しずつ覚えてもらって、一緒にやってもらえると嬉しいです。
ドラマがある