新型コロナウイルスの影響で、リモートワークが広まっていますが、慣れないリモートワークで、従来の会社勤めとはまた違うストレスがたまりやすくなっています。そのため、いつもよりも疲れがひどく悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなリモートワーク疲れの対処法をまとめてみました。
リモートワーク疲れの一番の原因は、やっぱり運動不足です。
通勤が無くなった上に、オフィス内でのちょっとした移動なども無くなるため、想像以上に運動不足になりがちです。
リモートワークでも、通勤で歩かなくなった分ぐらいは、意識して運動することが重要です。
朝や夜の業務時間以外で、ウォーキングやランニングをするのがおすすめです。通勤がなくなったことで一日の歩数が圧倒的に減っています。まずはそれを補う意味でも、通勤で浮いた時間を活用してのウォーキングやランニングに取り組んでみましょう。
運動不足対策にはストレッチも重要です。
リモートワークでは、通常の勤務よりちょっとした打ち合わせなどが減って、長時間座っている事が多いです。そのため、肩や腰が普段以上にこるという声が多くあります。
また、勤務で使っていた机や椅子とも違うので、いつもよりさらに体がこる場合があります。
ストレッチの内容は、椅子に座ったまま伸びをしたら、片腕をもう片方の腕でひっぱってみたり、肩周りのストレッチをするのがおすすめです。
腰の痛みには、椅子から立って前屈運動をしましょう。筋がのびて、腰のコリに効果的です。
リモートワークでは通勤による疲労が少ないため、いつもよりも寝つきが悪くなってしまいがち。そのため、今までよりも睡眠時間が減ってしまうという声も良く聞きます。それにより、生活のリズムが狂ってしまうことも疲れの原因だといえるでしょう。
睡眠不足対策には、意識して日光を浴びることが効果的です。
日光を浴びると「メラトニン」というホルモンの分泌が抑えられます。「メラトニン」は睡眠ホルモンとも呼ばれ、この分泌が抑えられることで、睡眠不足の日でもしっかりと目を覚ますことができます。また「メラトニン」は、日光を浴びてから14・5時間後に分泌量が増えるため、朝に日光を浴びると夜には自然と眠たくなってきます。
また、人の体は1日を24時間12分のリズムで捉えていますが、日光を浴びることで体内時計をリセットすることができるとも言われています。
ぜひ、朝起きたら、まずはカーテンを開けて日光を浴びる習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
夜遅くまでスマホやPCを見て、ブルーライトを浴び続けると、それが原因で眠れなくなり、睡眠時間が減ってしまうこともあります。規則正しい生活を維持するには睡眠がとにかく重要です。リモートワークじゃない時よりも、意識して早寝を心がけることでリズムを崩さないようにしましょう。
リモートワークでは、思った以上にオンラインMTGが疲れるという声を聞きます。
聞き手の反応がわかりにくいので、話す場合はついつい普段よりも感情を大げさに表現してしまいますし、聞く側は逆に小さい画面に張り付くような感じになるため、疲れが増えてしまうようです。
聞こう、聞こう、伝えよう、伝えようと強く思うほど画面やカメラに近づいてしまい、ものすごく集中して発言したり、聞いたりすることによって疲れが増大してしまうことになります。少し余裕をもって、意識的にカメラから離れて参加するとよいでしょう。
オフラインでの会議よりも、オンライン会議の方が準備の重要性が増しています。
これまでの会議であれば、当日に修正が可能だった内容も、オンラインだと臨機応変に修正ができないため、ストレスにもなっています。
しっかりと事前に準備をし、スムーズに目的に向かって運用できるようにすることもストレスを減らすためには重要です。
通常のミーティングより疲れる要因の一つとして、聴衆の反応が薄いということがあります。「いいね」のボタンやスタンプ、効果音など、参加者の反応が分かる機能を活用することで、話し手にとっての疲れ対策になります。
オフィス家具ではなく、長時間での利用を考えられてない家具を使うことも疲れの原因です。
リビングテーブルにダイニングチェアーではなく、オフィス用の机と椅子を用意することで、圧倒的に仕事が楽になります。
ほかにも、複数のディスプレイや会議用のマイクとイヤホンなど仕事スペースの環境整備を整えることでストレスを減らすことができます。
まだまだ慣れないリモートワークですが、今後も新しい働き方として定着していくはずです。リモートワークを快適に過ごす工夫は、もしオフィスでの仕事に戻ったとしても役立つはずです。これらの工夫を取り入れて、自分だけの新しい働き方を見つけてみてはいかがでしょうか。