フリーアドレスで意外に重要！ 外付けディスプレイの設置・運用

フリーアドレスを導入する際、外付けディスプレイの設置・運用はとても重要です。
作業効率の向上だけでなく、フリーアドレスや社内のペーパーレス化の促進にも効果が見込めます。システム関係部署では必須ともいっても良いですが、それ以外の部署でもワード・エクセルを並行して使用したり、PDF資料を見ながらプレゼン資料を作成したり、複数ディスプレイでの作業は当たり前になる時代が来つつあります。

外付けディスプレイの導入について、ポイントをまとめてみました。

■フリーアドレスで意外に重要、外付けディスプレイの設置・運用

オフィスのフリーアドレスが進む中、デスクでの外付けディスプレイの設置有無が話題になる場合があります。特にシステム関係の部署などでは、外付けディスプレイを望む声が大きくなることが多くあります。エンジニアは効率よく作業するために、ある程度の大きさのモニターを必要とします。複数の画面を表示させながら作業することも当たり前なので、システム関係部署でフリーアドレスを導入する場合、外付けディスプレイの設置・運用は必須といえるでしょう。導入にあたっては、最低でも２１インチ、できれば２７インチ以上のディスプレイがおすすめです。

システム関係部署以外では、集中して作業するブースなどに外付けディスプレイを設置するのがおすすめです。またミーティングスペースに設置すれば、資料を大画面で情報共有することが可能になるため、ミーティングの時間短縮にもつながるでしょう。

■複数ディスプレイで作業を行っていた人は、外付けディスプレイがないと効率ダウン

複数ディスプレイを用いて作業を行っていた人は、フリーアドレスになり外付けディスプレイがなくなると、大幅な効率ダウンとなってしまいます。

システム関係部署以外にも、表データの突き合わせやワード・エクセルの並行使用、PDFを見てパワポの資料作成など、デュアルディスプレイ（2台のディスプレイ）の方が圧倒的に早い作業が多数あります。画面やウィンドウの切り替えが頻発すると、ストレスがたまり、業務効率も下がってしまいます。

また近年、経営効率アップのためのオフィスのペーパーレス化が話題となっています。今後、机に積み重なっていた資料の電子化が進むと、これまで紙を見ながらしていた作業を、PCの画面内だけで行わなくてはいけなくなります。ペーパーレス化促進のためにも、ある程度大きな画面の外付けディスプレイの設置は有効だといえるでしょう。

■ノートパソコンを配布している会社ではすぐに活用できる

フリーアドレス導入にあたって、デスクトップパソコンで社員アカウントを切り替える形で使うのではなく、ノートパソコンを各自に配布している会社では、各席に外付けディスプレイを設置しておくだけで運用が可能です。こうしておけば、あとは社員が着席時に接続するだけで利用可能です。

■Withコロナ時代にはパーティションとしての役割も

作業効率の面で、外付けディスプレイは非常に有用ですが、新型コロナウィルスが流行した後のWithコロナ時代には、フリーアドレスの各デスクをさえぎるパーティションとしての役割も期待できます。

■USB Tyep-C対応ディスプレイがおすすめ

外付けディスプレイを設置するのであれば、USB Tyep-C対応ディスプレイがおすすめです。

最近のノートパソコンであれば、だいたいUSB Tyep-Cでの充電が可能になっています。USB Tyep-Cで給電が可能なため、ディスプレイ側で電源をとり、Tyep-Cケーブルをノートパソコンに指すだけで充電も可能です。

最大のメリットはケーブルを減らせることです。フリーアドレス導入のネックのひとつに、PC周辺のケーブルがどうしてもゴチャゴチャしてしまうという問題があります。HDMIケーブル、電源ケーブル、LANケーブル、テーブルタップなど、デスクの上をケーブルがはいまわっているようでは見た目も悪いですし、移動のたびに片付けて再設置するのはとても手間がかかります。

USB Tyep-Cであれば、ディスプレイの電源ケーブルと接続のためのTyep-Cケーブルの２本だけになりますので、一気に机の上がすっきりし、作業効率の向上にもつながるでしょう。

また、従業員も移動の際に、ノートパソコンと一緒にACアダプタや接続用ケーブルを持ち歩かなくて良いので、カバンも薄くなり、フリーアドレスによる移動の負担も軽くなります。

いかがだったでしょうか。外付けディスプレイは、オフィスの作業効率を大幅にアップさせる機器のひとつです。フリーアドレスを行う際は、導入を検討するとよいでしょう。