オフィスにフリーアドレスを導入すると、ずっと固定された席に座り、書類や文具、PCなど必要なものは全て自分の机の上にある状態から、社内のあちこちを動きながら業務をこなす状態に変化します。
そのため今まで当たり前だった事ができなくなり、細かいことも確認や見直しが必要になってきます。
とくにデスクワークを行う人はパソコンが必須となっている今、パソコンに関しても、フリーアドレス導入前にしっかり決めておいたほうがトラブルも少なくなります。
では、いったいどのようなことに注意してパソコンを決めていけば良いのでしょうか。
フリーアドレスは決まった座席がなく自由に移動して業務を行うため、当然のことながらデスクトップパソコンでは難しく、ノートパソコンが必須となります。
どのような業務にも対応できる、共通の仕様を持ったノートパソコンを導入する必要がありますが、その際にちょっと注意して欲しいのはノートパソコンの堅牢性です。
フリーアドレスのオフィスでは、パソコンをバッグに入れずにそのまま移動することもしばしば、うっかり落としてしまうことも増えてしまいがちです。衝撃に強いパソコンを選ぶのは大事なポイントと言えるでしょう。
また、それ以外の注意点としてはノートパソコンの大きさがあげられます。
一般的に出回っているノートパソコンの大きさは12〜15インチがほとんどです。大きな画面の方が業務効率も高いと考えて14,15インチ以上のパソコンを導入してしまうと、今度は持ち運ぶのに苦労することになってしまいます。
持ち運びが不便だと自然と席の移動も億劫になってしまって、いつの間にか元通りなんてことにもなりかねません。
ですので、フリーアドレスを導入する場合は、持ち運びが容易な13インチ以下の軽いノートパソコンを選ぶのがおすすめです。
しかし、どうしても大画面じゃないと仕事が捗らない、という声も出てくるかと思います。
その場合はいくつかの座席に固定モニターを設置するという方法があります。固定モニターとノートパソコンの2画面で仕事が出来る座席を用意することで、小さな画面でも作業効率が落ちないようにできますので、こちらも導入を検討してみてはいかがでしょうか。
昨今は、フリーアドレスのオフィスが増えたこともあって、パソコン持ち運び用グッズも多くの種類が出回るようになりました。フリーアドレス導入のタイミングで、これらの便利グッズを併せて導入するのも効果的でしょう。
ファイルボックスがそのまま入るバッグや道具箱などに、業務に必要なものを全て詰め込んでおけば、それだけを持ち運べばすぐに業務を開始できるので、始業時にも素早く準備をすることができます。
またフリーアドレスを導入する際、個人の荷物の問題は、壁際などに個人ロッカーを設置するのが一般的です。前日にロッカーにしまっておいた荷物を、フリーアドレスの席まで持っていく運用の場合は、持ち運び用のキャビネットなどを用意するのもおすすめです。
コクヨ モバイルバッグ モ・バコ
ノートパソコン・マウス・電源ケーブルのほか、筆箱や手帳、ノート等をこの中に無造作に入れておくことができます。バッグの手前が大きく開くため、中身が見やすく取り出しやすい設計になっています。デスク上でも省スペースで使え、業務終了後はそのまま棚やキャビネットに。綺麗に収まるところがポイントです。モ・バコより軽く、ショルダータイプのモ・バコ アップも同時に展開しています。こちらはフリーアドレスだけでなく、テレワークの方にもおすすめです。
カウネット ミーティングバッグ
出典:カウネット
A4サイズのノートパソコンや書類などを同時に運べる布製のバッグです。値段がお手頃なので気軽に使えるのが1番のポイントです。フタ有りとフタ無しが選べ、カラーバリエーションも豊富。サイドについているメッシュのポケットには、マイボトルも入れられるので重宝します。
zeitVektor ミーティングボックス
出典:伊東屋オンラインストア
zeitVektor®(ツァイトベクター)の「Zeit」は時・時間・好機、「Vektor」は方向・方向性という意味のドイツ語で、ビジネスシーンにもさりげなく上質な雰囲気を求めるビジネスパーソンのためのブランド。若い起業家が躍進するニュービジネスシーンで個性を主張できる「上質な雰囲気の小物」をコンセプトにしているので、お洒落な男性ビジネスマン向けのグッズです。
ユートリム キャビネットバッグ
出典:株式会社ソニック
最大15.6インチのノートパソコンが収納できます。また仕切板が付いているので、かさばる書類もスッキリ整理。また肩に掛けられるトートタイプなので、両手が空いて移動が楽にできます。 フリーアドレスの社内でも、特に移動の多い方や社外でのテレワークの方にも便利なバッグです。
以上のようにフリーアドレスを導入する場合は、持ち運びが容易な13インチ以下の軽いノートパソコンを選ぶとよいでしょう。また合わせて、パソコンや書類、文具など一式もって安全に移動できるよう、パソコン持ち運び用グッズを活用してみてはいかがでしょうか。