家具の名前って意外とわかりにくくありませんか?
「お店の人に家具について聞きたいのだけど、あの家具って何といえばいいんだっけ?」
「ネットで検索したいけど、なんて検索すればいいの?」
など、悩まれたことはないでしょうか。
家具のなかでもサイドボードとキャビネットは何がどのように違うのか、わかりづらいかと思います。
ここでは、サイドボードとキャビネットについて紹介していきます。
サイドボードとは、英語でsideboard。
洋家具の一種であり、もとは食堂用の家具でした。
食器を収納し、配膳の際にテーブルとして使うものを指していました。
しかし、だんだんとダイニングからリビングに置かれるようになり、食器のみでなく様々なものを収納するようになりました。
また最近は、飾り棚としての要素も強くなっています。
キャビネットとは、英語でcabinet。
一般的に、箱形の家具の総称のことです。
日本でいう従来の箪笥のように、西洋での家具の総称のことです。
では、サイドボードとキャビネットの違いは何なのでしょうか。
結論から申し上げると、大きな違いはありません。
語源は上記のように、それぞれ違いますが、今はそれぞれが広い意味を持つようになったため、どちらでも通じてしまいます。
それでも多少はもともとの語源の名残があるのか、一般的に、サイドボードはキッチンやリビングに置く、低めの収納家具を指すことが多くあります。
しかし、キッチンにある収納家具をキャビネットと言っても間違いではありません。
もともとキャビネットが箱型の家具の総称のため、サイドボードもキャビネットの種類の一つとも言えます。
どちらも物を収納するための家具であるという同じ要素を持つため、そもそも区別しづらいものであるのかもしれませんね。