家族が集うダイニングやリビングは、家の中で最も過ごす時間が長い場所になります。
快適に過ごすためには、インテリアや家具だけでなく、照明も快適性を高める重要な要素になってきます。
ダイニングの照明の明るさや色の選び方について、詳しく見ていきましょう。
照明は明るい方がいいと考えている方も多いのですが、ダイニングの照明は明るすぎるのもよくありません。
ダイニングを利用するシーンによっても、最適な明るさは変わってきます。
ダイニングを利用する目的として主になるのが、食事ではないでしょうか。
食事をする時の照明の明るさのポイントとして、いかに食べ物を美味しく見せるかどうかということがあります。
ダイニングにおすすめの明るさは、狭い範囲を照らしてくれるペンダントライトくらいの明るさです。
下向きに照らしてくれるペンダントライトは、ちょうどダイニングの食卓の上をスポットで優しく照らしてくれます。
その効果で、食事が美味しそうに見えるようになります。
ダイニングテーブルがある程度大きい場合は、ペンダントライトを数か所に置くことによって、まんべんなくダイニングテーブルの上を照らすことができます。
また、食事以外でダイニングを使用することが多い場合は、少し明るめの照明を選んだ方が良いでしょう。
ダイニングの照明の色としては、白熱灯もおすすめです。
近頃はエコブームの影響で、すっかり白熱灯からLEDに切り替わりつつありますが、
白熱灯は自然の光に近い発色が出ますので、料理を美味しそうに見せる効果があるのです。
逆に蛍光灯の明るさはダイニングにはあまりおすすめできません。
蛍光灯は青白い光を放つのが特徴なのですが、青白い光は食事を美味しく見せる効果を半減させてしまいます。
青は食欲を減退させる色でもあるので、できるだけ青色の強い照明はダイニングに使わないほうが良いでしょう。