自宅を新築や改築をする時、憧れのホームシアターを設置でできたらいいなと、一度は思われたことがありませんか?
今回は、ホームシアターを設置するには、部屋の広さはどのくらい必要なのかについてまとめてみました。
ホームシアターの設置には、最低限6畳ほどのスペースがあれば設置できます。
(参考:http://sumai.panasonic.jp/sumu2/qa/2005_7/index.html)
100インチのスクリーンは幅が約220cmあり、6畳の大きさは中京間で約273cm×364cmなので、
置き方を工夫すれば100インチのスクリーンも設置可能と考えられます。
しかし、スクリーンと視聴者の距離や、ゆったりと寛いで鑑賞するスペースを考慮すると現実的ではありません。
また、プロジェクターが映し出した映像をスクリーンに投影するためには、2つの間に一定の距離が必要となります。
この一定距離についてはホームシアターの機種にもよって異なりますが、100インチのスクリーンの場合は平均して3m(300cm)程度が一般的となります。
このようにして考えると、6畳のスペースで100インチのホームシアターを設置するには多少無理があることがわかります。
視聴距離や投射距離を考えた部屋の広さとホームシアターの大きさの関係は、6畳で60インチ、8畳で80インチ、10畳で100インチが1つの目安となります。
狭い部屋にホームシアターを設置する場合、まずは正確な部屋の広さを把握する必要があります。
例えば60インチのスクリーンを設置するとなると、投射距離には約1.7m(170cm)ほど必要になります。
そこにスピーカーや、プロジェクターを置くスペースが必要となります。
60インチのスクリーンの幅は約132cmなので、1辺が約270 cm である4.5畳の部屋に設置も可能ですが、スクリーンを快適に見るには近すぎてしまいます。
また、人が動くにも空間が必要ですから、やはり最低限6畳はほしいところでしょう。
なお、たとえ狭い部屋でも、使用しない時にはスクリーンが折りたためるようなタイプにしたり、スピーカーは埋め込みタイプを使用するなど、工夫をすることで限られた空間でもホームシアターを楽しむことができます。
ホームシアターは「映画館のような大画面で映画を見たい」「臨場感あふれる音を楽しみたい」と人気がありますが、設置するには様々な配慮が必要となるため、購入を検討する際には専門家へ相談することをおすすめします。
お部屋のインテリアとの調和も考えた、最適なホームシアターを選べると良いでしょう。