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石川の代表的焼き物「九谷焼」の窯元5選

石川の代表的焼き物「九谷焼」の窯元5選

 

九谷焼は江戸時代初期、茶人としての造詣が深かった大聖寺藩の初代藩主、前田利治が藩の殖産政策として山中温泉に窯を開いたのが始まりとされています。

 

呉須と呼ばれる藍青色の線描きと、赤・黄・緑・紫・群青で厚く盛り上げられた五彩の絵付けが特徴で、現在に至るまで様々な窯元がそれぞれの特長を生かした九谷焼を生み出しています。

そんな石川県を代表する九谷焼の窯元の中から、おすすめの窯元5選を紹介します。

 

 

1.上出長右衛門窯

 

・住所:石川県能美市吉光町ホ65

 

・公式HP:http://www.choemonshop.com/choemon_top.html

 

・窯元の特徴

 

明治12年に石川県能美郡寺井村(現・石川県能美市寺井町)にて創業した130年の窯元。

主に美術工芸品、割烹食器、日用食器を製造・販売しており、一点一点手書きにこだわっているのが特徴。

伝統的なデザインの他、ゆるキャラ風のポップなデザインのものなどもあり、若い人にも人気です。

 

 

2.須田菁華(すだせいか)

 

・住所:石川県加賀市山代温泉東山町4

 

・公式HP:http://kagaworld.or.jp/kougei/cls1/163/163.htm  (加賀工芸ナビ)

 

・窯元の特徴

 

昔ながらの九谷焼の伝統工法を守り続ける窯元です。

須田菁華(すだせいか)というのは襲名制の名前で、1981年からは四代目が襲名しています。

繊細で豪奢とも言われる四代目の作品は、銀座の和光で作品展が開催されるほどです。

北大路魯山人縁の窯元という事もあり、九谷焼を愛する人々が絶えず訪れる窯元でもあります。

 

 

3.九谷光仙窯

 

・住所:石川県金沢市野町5-3-3

 

・公式HP:http://kutanikosen.com/

 

・窯元の特徴

 

伝統的な九谷焼の技法を守り、皇族の方や著名人なども多く訪れる九谷光仙窯。

九谷焼の絵付けが体験できる窯としても知られており、ガイドブックなどにも必ず掲載されています。

工房見学や直売所なども併設されているので、九谷焼を知るにはおすすめの窯元です。

 

 

4.九谷焼窯元 きぬや

 

・住所 石川県加賀市山中温泉東町1丁目マ22山中

 

・公式HP https://kinuya-kutani.jimdo.com/

 

・窯元の特徴

 

きぬやでは伝統的な九谷焼はもちろん、きぬやでしか見る事のできないオリジナルの九谷焼が人気の窯元です。

若い人の感性に呼びかけるポップなデザインなものから、ファンシーなデザインまで、心躍るような九谷焼がお手頃な価格で購入できます。

ろくろを回せる体験教室も人気のひとつで、恋愛成就のお守り「ゆかたべさん人形」の絵付けも体験できます。

 

 

5.宮本泰山堂(泰山窯)

 

・住所 石川県小松市東町76

 

・公式HP http://miyamoto-taizandou.com/

 

・窯元の特徴

 

宮本泰山堂は創業明治42年という老舗ながら、窯を開いてオリジナル商品を作るようになったのは三代目から。

窯としての歴史は古くありませんが「色絵磁器」を中心に「伝統とモダンの融合」「何よりも楽しんで使える器」をテーマに世代を問わず人気の高い窯元です。

おしゃれなホームページで料理と器の組み合わせを紹介したり、個展を開いたりなど九谷焼を身近に感じてもらう為の活動に力を入れています。

 

 

九谷焼の事は窯元の人がよく知っています。

九谷焼について知らないからと遠慮をせずに、皿や器についていろいろと尋ねてみましょう。

どのタイミングで使ったらいいか、どんな合わせ方をしたらいいかなどを教えてくれるところもあります。

その場合は作業や商売の邪魔にならないよう心がけるのがマナーです。

 

いかがでしたでしょうか。

九谷焼は日用食器としてはもちろん、その豊かな彩りから和室や玄関のインテリアとしても取り入れることができます。

日常生活の中での新たな発見やちょっとしたアイデアから、あなたのライフスタイルをより豊かにするきっかけづくりをリンテルノはお手伝いします。

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