毎日の暮らしの中で、夫婦の会話の時間はどのくらいありますか?
「最近めっきり会話がなくなった」と、夫婦のコミュニケーションが少なくなってきたと感じている方も多いようです。
そこで、夫婦の会話がない時に役立つコミュニケーションのコツをご紹介します。
日本の夫婦は欧米諸国の夫婦に比べ、年を重ねるにつれ会話時間が少なくなると言われています。
長年連れ添った夫婦ともなれば、以前のように会話が弾まなくなり、また話題も子供のことが多いため、子供の成長に伴い夫婦の会話が減るのも自然なことでしょう。
一方、欧米諸国などでは、子供が自立してからも夫婦で行動することが多く、共通の友人や仲間も多いため、会話の話題も豊富と言われています。
しかし、日本の夫婦は、夫と妻の友人や仲間は別々であることも多く、夫婦で行動するより、それぞれ別の行動をとるケースが多くみられます。
日本の夫婦の場合、家庭以外で会話を楽しむことを優先させる傾向にあるようです。
そのため、夫婦で会話を楽しむことが少ないのでしょう。
お互いのプライベートや趣味の時間を大切にするあまり、夫婦のコミュニケーションが減っているということはありませんか?
もちろん夫婦であっても独立した空間を持つことは必要ですが、家の中が全体的に個室化していると、必然的に夫婦が一緒に過ごす時間も減ることになります。
例えば奥様が食事の準備をしている間でも、リビングにいる旦那様と何気ない会話ができるようオープンキッチンに変更するといったように、どこか一か所だけでも独立した空間をつなげることで、コミュニケーションのきっかけは増えることになります。
間取りを大きく変えるのが難しい場合は、インテリアを変更してみるのはいかがでしょうか。
リビングにダイニングテーブルしかない場合は、夫婦が横並びで座れるソファを設置してみましょう。
人が二人で会話する時は、対面で話すよりも横並びで話す方が安心感が得られると言われています。
座り心地の良いソファに座ることで心も身体もリラックスし、会話が弾むきっかけとなるでしょう。
また、新たなインテリアを追加したいと考えた時、夫婦でDIYにチャレンジするという方法もあります。
DIYは女性には難しいと考えがちですが、デザインを考えたりアイデアを出すのは奥様が、組み立てなどの力仕事は旦那様が担当するなど、夫婦で得意な分野を分担し進めることで普段の生活にはない会話が生まれ、お互いの知らなかった一面を垣間見ることもできるのではないでしょうか。
夫婦と言っても趣味や興味のあるものが異なり、「共通の話題がないから会話が続かない」、という意見も聞かれます。
ところが、夫婦の中には長年にわたりコミュニケーションをはかり、夫婦の会話を楽しんでいる方たちもいらっしゃいます。
そんな夫婦の暮らしには、ある共通点がみられます。
それは、笑う回数が多いことです。
毎日の暮らしの中のいたるところで、言葉と笑いをセットにしているのです。
例えば、「最近太ってこの洋服が入らない」と言っては笑い、「随分、顔にシミが増えてきたね、お互い」と言っては笑うのです。
ネガティブな事も笑いながら言葉にすることで、お互いが話しやすい環境をつくっています。
暮らしのひとコマを笑って言葉にすることが、夫婦のコミュニケーションのコツと言えるでしょう。
会話がない夫婦より、会話をする夫婦の方が体内環境に良い変化があると言われています。
話したり笑ったりすると、自然と口角が上がります。
口角が上がることで、体内の免疫細胞が活性化し免疫力も高まり、健康維持はもちろん、全身の血流もアップするためアンチエイジング効果も期待できます。
会話がない夫婦でも、毎日欠かせないのが食べることです。
食べ物の話題は、夫婦の会話のきっかけになります。
何を食べようか話すことは、生きるエネルギーにも繋がります。
例えば、全国の食材を紹介する番組を観ながら、旬の食べ物を話題にするのも、会話を続けるコツになります。
食の宝庫でもある日本に暮らしていれば、食べ物の話は尽きることはないでしょう。
暮らしの何気ない出来事をどれだけ笑って言葉にするか、これが夫婦の会話のコツです。
夫婦のコミュニケーションが増えれば、健康で若々しいライフスタイルを夫婦揃って保てることでしょう。