最近では女性がDIYをすることが流行るなど、部屋のリフォームも業者任せでなく自分で行うという人も増えています。
家具の製作などはDIYですることができますが、部屋の仕切りを外したいと考えた時にそれも自分でできるのでしょうか?
結論から言えば、部屋の仕切りは自分で外せます。
しかし簡単に外せる物とそうでない物があります。
また、外してはいけない物もあるので、作業に自信のない人は自分で判断せず、専門知識を持った人に相談した方が良いでしょう。
ではどのようにして仕切りを外せば良いのでしょう。
一番簡単なのは、ふすまや引き戸のようにレールにはめられているタイプの仕切りです。
こういった仕切りは、ふすまや引き戸をレールから外すだけになるので、非常に簡単な作業になります。
次に蝶番などで止められている扉のような仕切りの場合です。
これも蝶番を外すだけで比較的簡単に外すことができます。
一番難しいのが、天井などと一体化している壁のような仕切りの場合です。
賃貸の物件であれば勝手に作業することはできないので、家主さんの許可が必要です。
また、その仕切りが外して良い物なのかどうかは図面などを見なければわかりません。
建物の強度の為に必要な場合もあり、そういった壁を外してしまうと非常に危険な状態になります。
では、外しても良い壁の場合、どのような手順で外せば良いのでしょうか。
分かりやすく言うと、「壁を作った際の手順を逆からしていく」という事になります。
あくまでも一般的な方法になりますが、壁紙をはがす→ビスや釘を抜く→ボードを外す→壁枠を外すという様な手順です。
ただ、この作業は慣れていないと周りの壁や天井を傷つけてしまう可能性もあります。
前述した通り、作業に自信のない場合は、自分で判断せずに専門の業者などに依頼するようにしましょう。
部屋の仕切りを外すメリットは、大きく二つあります。
一つは「開放感の向上」です。
仕切りが無くなることで部屋の広さが大きくなるので、開放感のある部屋になります。
もう一つが「スペースの有効活用」です。
仕切りを無くし一つの空間を大きくすることで、部屋の活用方法の選択肢も広がります。
自分自身の思い描く部屋を作り上げるためにも、スペースを広く取るということは有効になってきます。
部屋の仕切りを取り外すことで、その後の部屋作りが何倍も楽しくなってきます。
しかし、安易な気持ちで行ってしまうと余計に費用がかかるなど、最悪の場合取り返しのつかない事態になってしまうこともあります。
仕切りを外す場合には、外した後にどのような部屋にするのかという事も考え、しっかりとした計画と準備をしてから行うようにしましょう。