ソファは素材によっていくつかに分けられます。
大きく分けると本革、合皮、布の三種類です。
では、ソファを使用していく上で、それぞれの素材のソファの寿命はどの程度なのでしょう。
また、ソファの寿命を見分けるポイントや、長持ちさせる方法はあるのでしょうか。
本革、合皮、布の三種類の中で、最も寿命が長いのが本革ソファになります。
本革ソファは一般的には10年以上使用できると言われます。
また、中身のクッションが問題なければ本革の場合は張替ができますので、寿命はさらに伸ばすことができます。
では、どういう状態になったら寿命なのでしょう。
本革ソファは、上記でも述べたように丁寧に使用していれば10年以上は持つと言われます。
しかし、ひび割れなどの症状が出てくると寿命と判断しても良いでしょう。
ただ、手入れの仕方によっては、10年を大きく超えても全く問題なく使用できるのも本革の特徴です。
逆に経年変化でより味のあるソファになるでしょう。
長持ちさせるための手入れとしては、汚れなどはこまめにふき取るということです。
また、革製品は水に弱い性質があります。
水をこぼした場合などには、硬く絞ったタオルなどですぐにふき取りましょう。
また、熱にも弱いので直射日光が当たる場所などには設置しないようにしましょう。
本革のソファは、きちんとした手入れをすることで、一生もののソファにすることも可能なのです。
合皮製品の場合、見た目は本革に似ていますが、性質は全く違います。
本革は時間が経つと経年変化をして味が出てきますが、合皮の場合は時間の経過とともに劣化していきます。
一般的に合皮ソファの寿命は5年~7年程度と言われます。
寿命の見分け方としては、表面がひび割れてきたり、ボロボロと剥がれ落ちるような感じになってきたら、買い替えの時期と思ってください。
合皮の場合は水拭きや中性洗剤を使用しての手入れも可能ですので、汚れなどが付いたらこまめに掃除をすることが長持ちをさせるコツと言えます。
また、本革と同じように直射日光は劣化を速める原因になります。
置く場所や直射日光を遮る方法を取り、表面を保護することで長持ちさせることができます。
布ソファは、三種類の中ではリーズナブルな製品といえます。
また、本革や合皮と違って、表面のひび割れなどはっきりとした寿命のサインがあるわけではありません。
しかし、本革や合皮と大きく違うのが、汚れがソファそのものに染み付いてしまうということです。
表面が破れたりしてしまったものは別として、寿命は使っている人の感覚によって違ってきます。
その為、一般的には8年~10年と言われていますが、汚れていることなどが気にならなければ、クッション部分に問題なければそれ以上使う事もできます。
布ソファの多くはカバーを取り外して洗濯ができるようになっています。
こまめに洗濯をすることで、汚れの付着を防いだり、ダニの発生を防ぐことができます。
長持ちをさせたいのであれば、こまめな手入れをして汚れを目立たせないようにしましょう。
以上のように、ソファは消耗品と言えます。
表面は張り替えたり、洗濯をしたりできますが、クッション部分が駄目になってしまうと修理をするより買い替えたほうが安いといった状態になり得ます。
どのようなソファでも、クッションが駄目になれば寿命になりますので、ソファの上で飛び跳ねたりという行為は、ソファの寿命を縮めてしまう事になります。
ソファは高ければいいという物でもありません。
それぞれのソファの特徴を知ったうえで、家庭環境なども踏まえて商品の選択をすることをおすすめします。