ベッドは布団のように外に干すことができない分、お手入れや対策を怠るとカビが発生してしまうこともあります。
ベッドにカビが生えないようにきちんと対策を練る必要があります。
ベッドがカビないようにするためには、まずカビが生えてしまう理由を知ることが重要です。
カビというのは胞子が飛び散って成長する菌類の一種です。
胞子は空気中の至るところを飛んでおり、高温多湿の場所で発芽します。
ベッドは人の汗で適度に湿気があり、しっかりと保温されているので、カビの発生条件を満たしているのです。
そのため放っておくとカビが生えやすくなってしまいます。
ベッドがカビないようにする対策は、基本的に2つしかありません。
1つ目はしっかりと乾燥させる、2つ目は頻繁に掃除をして清潔な状態を保つことです。
ベッドは布団のように外に干すことは難しいので、布団乾燥機などを使用するのが良いでしょう。
また、ベッドのマットレスを定期的に裏返したり、マットをベッドから降ろして風通しの良い場所で換気を行うなども効果的です。
マットレスを裏表、前後で向きを変えてローテーションすることは、マットレスを長持ちさせる意味でもおすすめです。
清潔な状態を保つためには、除菌クリーナーなどを使うという方法もありますが、掃除機でしっかりとゴミを吸うことも重要で、できれば吸引力が強く、カビの胞子も吸い上げられるような掃除機を使い細目に掃除をするようにしましょう。
カビは菌糸という根のような物を張り巡らせるので、一度カビが生えてしまったら対策が難しくなります。
もし生えてしまった場合には、エタノールで消毒をする、漂白剤やカビ専用の洗剤を使用して除去するという方法があります。
スプレー容器などに入れ、カビ部分が少し湿る程度に噴射します。
1時間程度おいた後、ぬるま湯で湿らせた布でしっかり拭き取ります。
その後、ドライヤーなどで完全に乾かすようにしましょう。
ただし、初期状態であればこのような対策ができるのですが、時間が経過してしまうと、効果が薄くなってしまうこともあるので注意しましょう。
カビ対策はスピードが重要になります。
時間が経過してしまうと、どんどん菌糸が広がってしまうので、除去するのが困難になってしまいます。
まずはカビが生えないように注意すること、生えてしまったら早めに対策をすることがポイントになります。