ここ数年、無垢材という言葉を聞くことが増えたように感じます。
北欧家具の人気が高まり、無垢材もあわせてよく聞くようになりましたが、無垢材とは一体何が人気なのでしょうか。
ここでは、無垢材の特徴とメリット・デメリットについて紹介させていただきます。
無垢材とは、簡単に言うと、接着剤を使わず製材品としてそのまま利用する木材のことをいいます。
つまり、一本の木から使用する形状で丸太から切り出した木材のことです。
反対に無垢材を接着剤でつなぎ合わせたものが集成材と言います。
無垢材は一本の原木から切り出されたもののため、化学物質を含みません。
木本来の質感や風合いがその大きな魅力であり、調湿作用があります。
無垢材の大きな特徴は、素材ひとつひとつが違った表情をみせる木目と言えるでしょう。
天然の木から作られる無垢材の家具は、その木目や色合いは個々に異なり、二つと同じものがありません。
また、調湿作用により、水分を吸収・放出することにより、「縮む」・「膨らむ」という性質があります。
無垢材家具のメリットは、その風合いの美しさや肌触りはもちろん、経年変化を楽しめる点も大きなメリットでしょう。
家具は数年から数十年使うのが一般的です。
年月が経つほどにその風合いの違いが楽しめるのも、無垢材ならではではないでしょうか。
傷や汚れまでも、長年の思い出と一緒に個性として楽しめます。
また、接着剤を使用していないため、安全性が高い点もメリットと言えます。
無垢材は、木質材料に比べると価格が高くなる傾向にあります。
一本の木から材木として利用できる部分が限られてしまうためです。
また、無垢材はその特徴として木が伸縮するため、場合によっては反りかえりや、ひび割れを起こすことがあります。
以上、無垢材の家具のメリット・デメリットを簡単に紹介させていただきました。
ご自身の生活スタイルや目的に合わせて、無垢材の家具を選ぶかどうか判断していただければと思います。