タンスやベッドなどの家具に使われる木材には、様々なものがあります。
その中のひとつとして、「チェリー材」があります。
ここでは、チェリー材の色や特徴について紹介いたします。
チェリーは北米に多く生えている広葉樹で、アメリカやカナダの東部を中心に、広い地域に渡って生えている樹木です。
人気の高い資材ではありますが、需要と供給がかみ合っているので品薄になることはほとんどなく、希望すれば比較的すぐに手に入るのが良いところです。
チェリー材の特徴は、すべすべとした肌触りです。
ウォールナット材などの高級資材と比べると、価格的には少し低めのランクになりますが、チェリー材を使用した家具の見た目はとてもラグジュアリーです。
また、堅すぎず柔らかすぎず加工しやすいという特徴があります。
チェリー材最大の特徴は、使っていくうちに色が変わっていくことです。
購入時は、白っぽい茶色のカラーですが、年を重ねていくごとにこげ茶色に変色していきます。
味のある色合いになっていくので、使っていくごとにさらに高級感が増していくのも、チェリー材の特徴です。
チェリー材は水に強く耐久性も優れているといった特徴から、主にテーブルに使われることが多いようです。
また、すべすべとした肌触りなので、温かみのある食卓を演出できるでしょう。
テーブルの色が段々と変わっていくのを見ると、食卓を囲んだ家族の歴史を感じるでしょう。
また、触り心地が良い点から、フローリングに使われることも多いです。
チェリー材のフローリングは、裸足で歩きたくなる仕上がりになります。
模様替えをしなくても、時が経つごとにチェリー材の色が変わってくるので、様々な表情を持った空間を演出できます。
チェリー材は、素朴な中にある高級感を感じることができる木材なので、風合いの変化を含め長く家具を愛用したいという方におすすめです。