家具を購入する際には、部屋の雰囲気や他の家具との相性なども気にするでしょう。
部屋全体の色味で気分も変わると言われるほど、人にとって色は大きな影響を与えます。
では、木材の中でも人気のあるウォールナットの家具を購入する際には、どのような色を合わせると良いのでしょう?
また、合わせる色によってどのような変化があるのでしょうか?
ウォールナットは黒に近い濃い茶色が特徴的な木材です。
非常に高級感があるため、欧米ではホテルでよく使用されたり、ミラノ大聖堂でも使用されている木材です。
ウォールナットだけを見ると、非常に重厚でシックなイメージを与えます。
では、ウォールナットにはどのような色が合うのでしょう?
まず、自分はどのような部屋にしたいのかイメージを持ちましょう。
落ち着いた統一感のある部屋にしたいのなら、濃い茶色のウォールナットと似た色(濃い茶色や黒等)で統一しても良いでしょう。
そうすることによって、まとまりのある部屋になるでしょう。
しかし、濃い色で統一すると暗い雰囲気になってしまう可能性もあるので注意が必要です。
ウォールナットの家具をワンポイントとして際立たせる場合や、メリハリのある部屋にしたい場合は明るい色(白系の色やナチュラル色)と合わせると良いでしょう。
例えばナチュラル色のフローリングにウォールナットの家具を置いたとします。
そうすることでウォールナットの存在感が増すだけでなく、明るい床と重厚な家具でメリハリのある部屋になります。
ウォールナットを使用したソファや椅子などには、布の部分をあえて明るいカラフルな色にしている商品も多く、このメリハリでおしゃれを演出しているのです。
ウォールナットに合う色として、緑系の色も挙げられます。
ウォールナットは濃い茶色のため、木の幹を連想することができます。
そこに緑色の物を合わせることで、木の幹と葉をイメージできるため、非常に相性の良い組み合わせです。
濃い茶色であるウォールナットは、大体の色と相性の良い木材です。
部屋全体のコーディネートを考える際には、単品だけの相性ではなく、色が与える影響も考えることをおすすめします。
ウォールナットは黒に近い茶色なので、黒と茶色両方の影響を与える可能性があります。
黒は「落ち着きを与える、高級感を与える」という長所と、「悲しみを助長する、暗い気持ちにする」という短所があります。
茶色は「安心感や信頼感を与える」という長所と、濃い茶色になると「地味で気分が沈む場合がある」という短所があります。
つまり、ウォールナットの色は「落ち着きや安心感を与える一方、その日の気分によっては落ち込んでしまう可能性がある」という心理的効果を与える可能性があるのです。
心理的な部分を考慮するのであれば、部屋のどこかに赤や黄色などの明るいイメージを与えるものを組み合わせると良いかもしれません。