家具や建材などに使用される木材の一つに「ウォールナット」があります。
名前はなんとなく聞いたことがあるけど、どのような物なのかピンと来ないという方も多いかもしれません。
そこでウォールナットの特徴や色について紹介していきます。
ウォールナットは、日本語に訳すと「クルミ」のことです。
ただ、家具や建材に使用されるウォールナットは、クルミ科の「ブラックウォールナット」のことを指します。
ウォールナットはチークやマホガニーと並ぶ世界三大銘木とも言われる高級木材で、家具材として非常に人気のある木材です。
では、ウォールナットにはどのような特徴があるのでしょう。
ウォールナットには以下のような特徴があると言われています。
1.衝撃に強い
2.重厚で狂いが少ない
3.加工性や接着性に優れている
4.見た目が美しい
これらの特徴があるため、高級家具や工芸品などに使用されることも多くある木材です。
また、適度に油分を含んでいるため、人の手で触れて使えば使うほど経年変化を楽しめるという特徴もあります。
では、ウォールナットの色にはどのような特徴があるのでしょうか。
ウォールナットはブラックウォールナットの事を指すと前述しましたが、名前の通りブラックが入っているように濃い色になります。
加工方法によっても濃さは多少変わってきますが、濃いブラウンから黒に近い非常に濃いブラウンを思い浮かべると良いでしょう。
その中に美しい木目があるため、家具に加工すると非常に存在感があるどっしりとした印象を与えてくれます。
存在感のあるウォールナットですが、どのような家具に使用されることが多いのでしょう?
基本的には木材で作られる家具であればどのような家具にもウォールナットは使われます。
テーブル、椅子、タンス、ソファーなど多岐にわたって使用されており、ウォールナットを使用している家具は重厚で木目が美しく高級感があるため、根強い人気があります。
ウォールナットは西洋では富の象徴と言われていたこともあるほどの高級木材です。
今でも根強い人気があり、アメリカ大統領の指揮台やミラノ大聖堂などにも使用されています。
ウォールナットを使用している家具は色味が濃く存在感と高級感がある反面、そればかりだと重い雰囲気の部屋になってしまう場合もあります。
ご自身の部屋の雰囲気をイメージしながら、上手に取り入れていくことをおすすめします。