バイオエタノール暖炉のメリットとデメリット

2016年6月14日暖炉

「バイオエタノール暖炉」という暖炉はご存じでしょうか。

見たことや聞いたことはあるけれど、どういう仕組みで火がついているのか疑問に感じる方もいらっしゃることでしょう。

また、次の冬には取り入れてみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、バイオエタノール暖炉の仕組みやメリットとデメリットについて紹介するので、購入を考えている方は参考にしてみてください。

そもそも、バイオエタノール暖炉とは、どういうものなのでしょうか。

これまでの暖炉といえば、石油や炭を使ったり巻き割を使ったりして火をつけ、部屋を暖めるというものが主でした。

バイオエタノール暖炉とは、トウモロコシや小麦などを発酵させ蒸留させてできたエタノールを燃料に使う暖炉のことです。

バイオエタノール暖炉を使うメリットといえば、有害物質が出ないことです。

従来の暖炉といえば、不完全燃焼が原因となり一酸化炭素が発生してしまうことが懸念されていました。

安全に使えばそのようなことはありませんが、小さなお子様を持つご家庭などではどうしても敬遠されがちです。

しかし、バイオエタノール暖炉は一酸化炭素が出ないので安心して使用することができます。

また、煙が出ないので部屋に煙突を設置する必要がなく、マンションでもバイオエタノール暖炉を設置することができます。

スタイリッシュなデザインのバイオエタノール暖炉も販売されており、壁掛けタイプやインテリアタイプのものもあります。

近未来的なおしゃれな空間を演出するのに一役買ってくれる存在となるでしょう。

スタイリッシュで設置しやすいバイオエタノール暖炉ですが、デメリットがないわけではありません。

バイオエタノール暖炉からは有害物質が出ることはありませんが、どうしても二酸化炭素を排出してしまいます。これは従来の薪ストーブも同じです。

そのため定期的に空気の入れ替えを行わないと、部屋の酸素が少ない状態となってしまいます。

1時間から2時間おきには、必ず空気の入れ替えをするようにしましょう。

バイオエタノール暖炉は、デザイン性の高いものが多いので、お部屋に置くだけで洗練された空間を演出することができます。

見た目もよく使い勝手も良いので、様々なシーンに活用することができるでしょう。