女性らしい部屋に欠かせないアイテムの一つである「ドレッサー」。
かつては「鏡台」といい、日本女性にとっては嫁入り道具の一つでもありました。
しかし近年、ドレッサーを購入しない女性も増えてきているようです。
ドレッサーの購入を悩む人が一番に掲げる理由としては、「置き場所がない」ということです。
昨今の住宅事情では、集合住宅はもちろん、戸建ての家も狭小住宅で建てる家もあるなど、全体的に家が狭くなりがちです。
「寝室はあってもドレッサーを置くスペースがない」「洗面台で事が足りる」という理由から、ドレッサーを敬遠する傾向にあるようです。
メイクは洗面台で、服のチェックは姿見で事足りるという人が多くなってきていますが、ドレッサーならではのメリットもあるため、下記で紹介していきます。
ドレッサーでなくてもメイクはできるとはいえ、化粧品の収納となると洗面台だけでは収納しきれないものもあります。
ドレッサーの収納はメイク用品に特化している部分があるので、化粧水のような背の高いボトルをたくさん収納できるよう深みのある引き出しがあったり、化粧に必要な小物やヘアピン、ジュエリーなどが小分けに収納できるよう仕切りがある場合もあります。
ヘアメイクに必要な物をまとめて収納でき、ドレッサーが一つあればその場で身支度が完結するというのは大きな魅力と言えるのではないでしょうか。
また、洗面台などは家族の共有スペースでもあり、落ち着いてメイクができないこともありますが、ドレッサーを使うことにより「メイクをしている時間」として自分だけの時間を作ることもできるのです。
ドレッサーを購入する場合は、まず設置場所をしっかり確保しましょう。
集合住宅にはこぶりな鏡台と天板とスツールだけのシンプルなドレッサーが人気です。
また、天板の下に収納が付いていて、ドレッサーとテーブルの機能がセットになったテーブルドレッサーもおすすめです。
なお、メイクにこだわりたい人は三面鏡を使うことをおすすめします。
三面鏡はメイクの仕上がりを左右から確認できるため、メイクの全体的なバランスを確認することができます。
また、鏡の部分にライトが付いたドレッサーもあります。
細部のチェックをしてこそメイクも映えるのです。
「女性らしさ」の象徴でもあるドレッサーはメイクだけでなく、女性の心も磨くアイテムと言えるでしょう。
必要ないと思っても、ドレッサーならではのメリットを見直して、今一度必要性を考えてみるのも良いのではないでしょうか。