購入前にきちんとサイズを採寸したのに、カーテンの長さが合わないといった場合も多いのではないでしょうか。
かといって買い直すのはもったいないし、何とかこのままうまく使う方法はないのでしょうか。
今回はカーテンの長さ調節を簡単にする方法をご紹介いたします。
ご存知の方も多いでしょうが、カーテンのフックにはアジャスター機能がついていて、フックを動かすだけで手軽に長さを変えられるようになっています。
1~4センチほどであれば、この方法で調節することができます。
このアジャスターフックにはドレープカーテン用とレースカーテン用があり、それぞれ調節することができる長さが違います。
ドレープカーテンはマイナス1センチからプラス4センチの範囲で、レースカーテンはマイナス4センチからプラス1センチの範囲で調節することができます。
カーテンの長さが短すぎる場合というのは、何か対策をして調節するよりも、買い替える方が良い場合が多いです。
それでも調節したい場合には、以下の方法があります。
カーテンの裾の折り返し部分が広い場合には、その部分を一度ほどき、そのあとアイロンをかけ折り目を直した後、短く縫い直すという方法があります。
上記の方法では長さが足りない場合には、新しく布を付け足すしかありません。
センス良く布選びをできれば、逆にオリジナルデザインの素敵なカーテンになるかもしれませんが、部屋の雰囲気によってはミスマッチに仕上がることもあるため安易にすることはおすすめできません。
長い場合には裾を上げる作業を行うわけですが、最も簡単な方法は安全ピンでとめていく方法です。
これはドレープの折り目の部分を安全ピンで縦につまんでいくだけなので手軽にできますし、戻すのも安全ピンを外すだけと簡単です。
しかし、表からも安全ピンが少し見えてしまい、気になる人もいるかと思います。
次に手軽なのは、裾上げテープを用いる方法です。
初めに、上げたい長さの所を折り曲げ、アイロンで折り目をしっかりとつけていきます。
そして、裾上げテープを用いてとめていくという方法です。
アイロンだけで行うことができるので、すぐに行うことができますが、裾上げテープはあくまで服用に作られているため、カーテンに用いると接着力が弱く、取れてきてしまうこともあるようです。
上記の2つに比べると少し手間に感じる人もいるでしょうが、確実なのは裁縫で縫いとめることです。
裾上げしたい長さを決め、アイロンでしっかりと折り目をつけ、そのあとミシンで縫っていきます。
ミシンがなくても手縫いで同じことはできますが、カーテンは生地も厚く、結構大変かもしれません。
以上のように、工夫次第で意外と簡単にカーテンの長さを調節することができます。
少しの長さの調整であれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。