素敵な部屋のインテリアにはチェアやスツールは欠かせません。
チェア、スツール、ベンチは「座るもの」という共通点はあるものの、それぞれの役割があります。
ここでは椅子・スツール・ベンチの違いや特徴についてまとめました。
椅子(チェア)は人類の歴史と共にある家具と言っても過言ではありません。
椅子は腰かける部分である座面と背もたれ、座面を支える脚で構成されています。
肘掛がついていたり、折りたためたり、キャスターがついていたりと種類もいろいろありますが、王座として使われていた時代から「座面」「背もたれ」「脚」「肘掛」の基本的な構造は変わっていません。
そして椅子は座り心地こそが最大の機能となります。
そのため座り心地の良い椅子=ステータスを示す表現にも使われます。
「社長の座」や「社長の椅子を狙う」といった言葉がある通り、社長のポストを表現する言葉として使われているのがわかりますね。
またインテリアとしての椅子はダイニングテーブルや、書斎机、学習机などとセットで使用する傾向にあります。
スツールとは背もたれや肘掛がなく、座面と脚のみの椅子のことで「チェア」とは別物とされています。
座り心地を追求された造りではなく、一時的に座ることを求めている場合に使用されるのが、椅子とは大きく違う点です。
また、座面が円形のものが多いため「丸椅子」と呼ばれることもあり、構造はいたってシンプルです。
部屋に一つ置いておけば、ちょっと腰を掛けたり、エクササイズに利用したり、踏み台にして高いものを取ったりできるので、便利なインテリアでもあります。
シンプルな構造から、収納ボックスと一体化しているタイプや、スタッキングスツールといってスツール同士を積み重ねることができるタイプなど種類も豊富です。
ベンチ(ベンチシート)とは二人以上が腰かけることができる長椅子のことです。
古くは背もたれがない腰かけ用の台を「ベンチ」と称していましたが、近年では背もたれがついた横に長い椅子もベンチと称しています。
同じ三人掛けなら椅子を三脚そろえるよりも、ベンチの方が一人当たりのコストが安くなる点がメリットと言えるでしょう。
インテリアとしてのベンチはダイニングテーブルに低めの木製ベンチを合わせたり、部屋の隅に小さいベンチを置いたりと、実用性を兼ねたおしゃれなインテリアとして人気があります。
椅子とスツールとベンチ、その違いは基本的に形状で見分けます。
椅子とスツールの違いは背もたれがあるかないかが判断基準となります。
また、椅子とスツールは基本的に一人掛けとなり、ベンチは二人以上が座れるなどの違いがあります。
それぞれの椅子の特徴や形状をよく知って、上手にインテリアとして使い分けてみましょう。