私たちは寝ている間にコップ一杯分の汗をかくといわれています。
そのため、寝具は定期的に乾燥させておかないと、適度な湿気と温度によりダニの温床となってしまいます。
布団の場合は天日干しをすることができますが、ベッドは天日干しをすることが難しいため、どのようにして清潔に保ったら良いのでしょうか。
ベッドは多くの場合、フレームの上にマットレスが敷いてあります。
マットレスを清潔に保つためには、定期的にマットレスを立てて風通しを良くする方法がすすめられていますが、これだけではダニや雑菌を抑える効果は薄いです。
そこでおすすめしたいのは、布団乾燥機を使用することです。
マットレスとかけ布団の間に布団乾燥機をセットして作動するだけで、マットレスや布団に付着している湿気やダニ、雑菌を退治してくれます。
また、冬場は天気が良く晴れていても風が冷たいので、外に布団を干すと冷えてしまうことがありますが、季節を問わず使用できるのも布団乾燥機のメリットだと言えます。
ベッドで布団乾燥機を使用する場合も、布団で行う手順とあまり変わりはありません。
付属のシートをベッドと布団の隙間に置いて、そこにホースを差し込みます。
その後、タイマーを設置して布団乾燥機で布団とマットレスを十分に乾かしましょう。
ただし、ベッドのマットレスがウレタン素材の場合は注意が必要です。
布団乾燥機の吹き出し口付近は高温になりがちなので、その影響でウレタンが痛む可能性があります。
また、ダニを完全に死滅させるためには、50度の状態を20~30分程持続させる必要があります。
布団乾燥機のコースにもいくつかの選択肢がありますが、特にダニを集中して退治したい時は、ダニコースを選ぶと効果的でしょう。
布団乾燥機をかけ終わったら、布団の時と同様にベッドのマットレスにも掃除機をかけましょう。
マットレスの縫い目部分には、ホコリがたまりやすいので特に入念にかけると良いでしょう。