ベッドを使用していくとギシギシときしむ音が気になることはありませんか?
気付かなければ良いのですが、一度気にしてしまうと夜眠れなくなってしまうなんてこともあるかもしれません。
ベッドのきしみには様々な原因があります。
その原因によって対策は異なりますので、いくつかご紹介します。
ベッドのきしみの一番多い原因が金具です。
パイプベッドや組み立て式のベッドの場合、多くのネジなどの金具が使われています。
実はネジなどの金具は長年負荷がかかることにより、自然とゆるんだり遊びが出たりするのです。
このゆるみや遊びがきしみにつながります。
対策としては、まずすべてのネジなどの金具を絞めなおしてみてください。
これで解決することも多くあります。また、安全のため年に一度は金具を締めなおすことをおススメします。
これで解決しない場合はネジについているワッシャー部分のすり減りや、ネジとネジ穴の関係で遊びが出てしまっていることが考えられます。
その場合はホームセンターなどでゴムワッシャーを購入し使用することも効果的です。
ネジそのものに劣化がある場合などは、すべてのネジを新しいものと交換してしまうのも良いでしょう。
パイプベッドのきしみでは、金具が原因でない場合もあります。
パイプベッドは金属でできているため、経年劣化などにより金属がすり減ってくると、本来当たることの無い部分が擦れあうことできしみにつながることがあります。
この場合は、潤滑油を金属の接続部などに付けることで改善されることが多くあります。
潤滑油はスプレータイプのものなどが売られていますので、こういったものであれば簡単に使用できるでしょう。
木製ベッドのきしみの多くの原因は上記の金具にありますが、そうでない場合もあります。
木製ベッドは使用していくうちに接続部分や、床に触れる部分がすり減ってしまうことが良くあります。
このすり減りがきしむ原因になるのです。
この場合は、すり減っている部分にフェルトなどをはって、すり減りが無かった状態に近づけることで改善します。
ただ、どこがすり減っているのか、どこがきしんでいるのかを特定しなければならないため、非常に根気のいる作業になります。
上記の対策を行ってもきしみが改善しない場合は、マットレスの劣化が原因という場合もあります。
マットレスの中にはコイルが入っています。
このコイルが劣化することできしむようになります。
マットレスパッドを使用することでいくらかは改善されますが、マットレス自体が劣化しているため買い替えたほうが良いでしょう。
マットレスの劣化を防ぐためには、定期的に頭と足の部分を入れ替えたり裏返したりと、一部分に負荷がかからないようにするのが効果的です。
このようにベッドのきしみには様々な原因があります。
原因により対策は違いますので、自分が使っているベッドの素材などからまずは原因を特定しましょう。
そしてなによりきしみが小さいうちに対策をすることで、長く使用することができるでしょう。